イギリス海外派遣軍 (第一次世界大戦)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > イギリス海外派遣軍 (第一次世界大戦)の意味・解説 

イギリス海外派遣軍 (第一次世界大戦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/12 02:57 UTC 版)

第一次世界大戦におけるイギリス海外派遣軍(British Expeditionary Force、BEF)は、第一次世界大戦時にイギリス陸軍が編成した組織。イギリス陸軍の主力として、1914年に編成され西部戦線においてドイツ軍と戦闘を行なった。イギリス帝国として、カナダオーストラリアからの部隊も組み込まれている。大戦の終結に伴い、1918年に廃止された。

概要

イーペルの塹壕でイギリス軍兵士が発行していた定期刊行物『ワイパーズ・タイムズ』。

1914年8月に、ドイツ帝国ベルギー中立を侵犯し侵攻を開始すると、イギリスはそれに対抗するために8月4日にドイツに対し宣戦布告した。ジョン・フレンチ元帥指揮下にイギリス海外派遣軍(BEF)を編成、ベルギーへと派遣した。8月下旬には戦闘加入したものの、ドイツ軍の進撃に押され、フランス領内へと退却したが、マルヌ会戦でドイツ軍に打撃を与えている。

その後、西部戦線は塹壕戦となり、膠着状態に陥った。BEFはフランス北部を担当しており、北のベルギー軍と南のフランス軍を結ぶ配置にあった。消耗も激しかったが、キッチナー陸軍や植民地軍の増援を受け、1918年には反攻に転じ、ドイツ軍を撃破した。

関連項目

参考文献

  • 〔戦略・戦術・兵器詳解〕図説 第一次世界大戦<上> 学研 2008年 ISBN 4056050236
  • 〔戦略・戦術・兵器詳解〕図説 第一次世界大戦<下> 学研 2008年 ISBN 4056050511



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イギリス海外派遣軍 (第一次世界大戦)」の関連用語

イギリス海外派遣軍 (第一次世界大戦)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イギリス海外派遣軍 (第一次世界大戦)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイギリス海外派遣軍 (第一次世界大戦) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS