イカナゴ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/25 00:13 UTC 版)
イカナゴ科 Ammodytidae (Sand eels) は8属23種を含む。三大洋の熱帯域から、北極海など寒冷な海に至るまで幅広い分布域をもつ。資源量の大きい魚類の一つで、中・大型魚類や海棲哺乳類および鳥類の重要な食料となっている。日本近海にも分布するイカナゴ(Ammodytes personatus)は、水温の上昇する夏には砂の中に潜り、夏眠をする習性が知られている。 体は細長く円筒形で、発達した歯をもたず、浮き袋も欠く。下顎は上顎よりもやや長い。鱗は円鱗で微小。背鰭・臀鰭に棘条をもたず、腹鰭を欠く種類も多い。尾鰭は二又に分かれる。側線は体の上部、背鰭のすぐ近くを走行する。腹椎の数が尾椎よりも多く、スズキ目の中では例外的な特徴となっている。 イカナゴ属 Ammodytidae タイワンイカナゴ属 Bleekeria ミナミイカナゴ属 Ammodytoides 他5属
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