アンティオキアのセウェロス
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アンティオキアのセウェロス(465年頃 - 538年2月8日)はアンティオキア総主教(512年-518年)。キリストの本性の統一性を強調しすぎるきらいのある単性論を軌道修正し、今日の非カルケドン派が奉じる合性論を構築した神学者の一人である。今日の非カルケドン派はしばしば「セウェロス的」(英語: Severian)あるいは「言葉の上での単性論派」(英語: verbal monophysite、後述するセウェロスのキリスト論のように、実質的にはキリストの神人両性を認めるが定式としてはキリストに一つの本性のみを認める立場を指す)と表現される[1]。
- ^ J.ゴンサレス『キリスト教神学基本用語集』鈴木浩訳、教文館、2010年10月20日、ISBN:978-4-7642-4035-3、p177
- ^ Evagrius Scholasticus, H. E. 3.33.
- ^ Evagrius 3.33; see also 3.22.
- ^ 貝原哲生6~7世紀アレクサンドリアにおける騒乱の再考察―総主教の役割を中心に―(p31-p34)
- ^ Gillman, Ian and Hans-Joachim Klimkeit, Christians in Asia before 1500 (Ann Arbor: University of Michigan Press, 1999), on p. 31 states he died in 538.
- ^ Historia Literaria, vol. i.pp. 499 ff.
- ^ Bibl. Graec. lib. v. c. 36, vol. x. pp. 614 ff., ed. Harless
- ^ Dorner, Pers. of Christ, div. ii. vol. i. p. 136, Clark's trans.
- ^ 小高毅「ニカイア以降」『キリスト論論争史』日本キリスト教団出版局、2003年7月25日、ISBN:978-4-8184-0496-0、p216
- 1 アンティオキアのセウェロスとは
- 2 アンティオキアのセウェロスの概要
- 3 参考文献
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