アンティオキアのセウェロスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アンティオキアのセウェロスの意味・解説 

アンティオキアのセウェロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/16 07:10 UTC 版)

アンティオキアのセウェロス(465年頃 - 538年2月8日)はアンティオキア総主教(512年-518年)。キリスト本性の統一性を強調しすぎるきらいのある単性論を軌道修正し、今日の非カルケドン派が奉じる合性論を構築した神学者の一人である。今日の非カルケドン派はしばしば「セウェロス的」(英語: Severian)あるいは「言葉の上での単性論派」(英語: verbal monophysite、後述するセウェロスのキリスト論のように、実質的にはキリストの神人両性を認めるが定式としてはキリストに一つの本性のみを認める立場を指す)と表現される[1]


  1. ^ J.ゴンサレス『キリスト教神学基本用語集』鈴木浩訳、教文館、2010年10月20日、ISBN:978-4-7642-4035-3、p177
  2. ^ Evagrius Scholasticus, H. E. 3.33.
  3. ^ Evagrius 3.33; see also 3.22.
  4. ^ 貝原哲生6~7世紀アレクサンドリアにおける騒乱の再考察―総主教の役割を中心に―(p31-p34)
  5. ^ Gillman, Ian and Hans-Joachim Klimkeit, Christians in Asia before 1500 (Ann Arbor: University of Michigan Press, 1999), on p. 31 states he died in 538.
  6. ^ Historia Literaria, vol. i.pp. 499 ff.
  7. ^ Bibl. Graec. lib. v. c. 36, vol. x. pp. 614 ff., ed. Harless
  8. ^ Dorner, Pers. of Christ, div. ii. vol. i. p. 136, Clark's trans.
  9. ^ 小高毅「ニカイア以降」『キリスト論論争史』日本キリスト教団出版局、2003年7月25日、ISBN:978-4-8184-0496-0、p216


「アンティオキアのセウェロス」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アンティオキアのセウェロス」の関連用語

アンティオキアのセウェロスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アンティオキアのセウェロスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアンティオキアのセウェロス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS