アルド印刷所との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 19:00 UTC 版)
「マルコス・ムスロス」の記事における「アルド印刷所との関係」の解説
1493年から、ムスロスは著名な出版人アルドゥス・マヌティウスと関係を持ち、マヌティウスをはじめとする学識経験者がギリシャ学振興のために設立した「ネアカデミア (Aldine Academy of Hellenists)」に所属していた。アルド版の古典の多くはムスロス監修の下で出版されており、アリストファネス(1498年)、アテナイオス(1514年)、アレクサンドリアのヘシュキオス(1514年)、パウサニアス(1516年)の各注釈書の初版を手がけたとされている。また、ムスルスの筆跡はアルドゥスのギリシア語活字のモデルになったと言われている。ムスルスは自作の中で、ザカリアス・カリアゲスが出版した『Etymologicum Magnum』のための献辞を書き、このクレタ人の天才を讃えている。
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