アルキメンデス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/06 03:04 UTC 版)
アルキメンデスは、大塚食品が1985年に発売したカップ麺の名称。
概要
内容はかた焼きそばに近いもので、他のカップ麺とは違い、お湯が不要で待ち時間がなく、あんをかけるだけで食べられるインスタント麺として、当初は販売地域を首都圏(中部地方の一部を含む)及び近畿地方に限定して売り出された。
しかし、当時200円という価格の割には味の評判が悪く(レンジで温めると味が良くなるといわれた)、発売から約2年で生産中止になった。
味(具)の種類は発売当初は八宝菜味のみだったが、発売開始より1年後に酢豚味が追加発売された。 名前の由来は「歩きながら食べ(られ)る麺」である事から、古代ギリシアの数学者「アルキメデス」をもじって名づけられた。
エピソード・関連
- CMキャラクターにはアン・ルイスを起用していた。
- 同年発売されたファミコン用テレビゲームソフト『グラディウス』とのタイアップがあり、作中に登場する「パワーアップカプセル」をアルキメンデスのパッケージにさしかえたオリジナルバージョン「グラディウス・アルキメンデス編」が景品として作成された。現在では中古ゲーム店やネットオークションなどで極めてまれに目にすることがあるが、法外なプレミアがついており取引価格は数万円~数十万円とかなり高値である[1]。
- 商品の特質から、どこでも気軽に食べられることをアピールするべくイベント会場等でのPRを精力的に行っていた。つくば万博では夥しい数の屋外売店を出していた。
- 同様の商品として、2019年にまるか食品から発売された『ペヤング中華風そのまま皿うどん』がある。こちらは皿うどんという点以外は、お湯が不要で、温めずにあんを掛けられるという共通点がある[2]。
脚注
- ^ 2020年7月現在において、箱・説明書の有無やカセットの状態などにより異なるが、ヤフオクで2万~5万円くらいで取引されている。
- ^ ペヤング 中華風そのまま皿うどん | まるか食品株式会社
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