アリアニコ・デル・ヴルトゥレとは? わかりやすく解説

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アリアニコ・デル・ヴルトゥレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/13 17:20 UTC 版)

アリアニコ・デル・ヴルトゥレの例

アリアニコ・デル・ヴルトゥレイタリア語: Aglianico del Vulture)は、イタリアバジリカータ州ワイン[1]

概要

生産量は少ないが[注釈 1]アリアニコ種を用いた赤ワインで強い個性を持っていることで知られる[1]

バジリカータ州のモンテ・ヴルトゥレ周辺で採れるアリアニコ種のみを使って作られるワイン[3][2]。アロマにはブラックベリー甘草、スモークが感じられるとされる[3]

バジリカータ州は古代ギリシア時代からブドウ栽培が行われていた土地であるが、海沿いの土地を除いては開発の遅れた地域となっており、ワインについてもアリアニコ・デル・ヴルトゥレが知られるのみとなっている[注釈 2][4]

2010年DOCGに認定[2]。地域はバジリカータ州ポテンツァ県リオネーロ・イン・ヴルトゥレを中心とする市町村となっている[2]

関連項目

  • アリアニコ・デル・タブルノイタリア語版 - カンパニア州産のワイン。タブルノ山英語版周辺で採れるアリアニコ種を主として用いている[3]
  • タウラージ (ワイン)英語版 - カンパニア州産のワイン。同じくアリアニコ種を主として用いている[1]

脚注

注釈

  1. ^ 2016年の生産量は530,400本[2]
  2. ^ バジリカータ州ポテンツァ県モリテルノではカベルネ・ソーヴィニヨンを用いたテッレ・デッラルタ・ヴァル・ダグリイタリア語版というDOCもあるが知名度は低い[4]

出典

  1. ^ a b c 岸朝子『東京五つ星のイタリア料理』東京書籍、2010年、204頁。ISBN 978-4487804061 
  2. ^ a b c d 林茂「アリアニコ・デル・ヴルトゥレ」『最新 基本イタリアワイン』(増補改訂第4版)CCCメディアハウス、2018年。 ISBN 978-4484172323 
  3. ^ a b c マデリン・パケット『The WINE :ワインを愛する人のスタンダード&テイスティングガイド』日本文芸社、2016年、135頁。 ISBN 978-4537214192 
  4. ^ a b 林茂「バジリカータ州のワイン」『最新 基本イタリアワイン』(増補改訂第4版)CCCメディアハウス、2018年。 ISBN 978-4484172323 

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