アラパホ郡 (コロラド州)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アラパホ郡 (コロラド州)の意味・解説 

アラパホ郡 (コロラド州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/11 09:55 UTC 版)

コロラド州アラパホ郡
郡のコロラド州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1861年11月1日
郡名の由来 アラパホ族インディアン
郡庁所在地 リトルトン
最大の都市 オーロラ
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

2,086 km2 (805.43 mi2)
2,080 km2 (803.14 mi2)
6 km2 (2.29 mi2), 0.28%
人口
 - (2020年)
 - 密度

655,070人
標準時 山岳部標準時: -7/-6 web = www.co.arapahoe.co.us
注:
コロラド州で3番目に人口の多い郡

アラパホ郡: Arapahoe County)は、アメリカ合衆国コロラド州の中央部北に位置するである。人口は65万5070人(2020年)[1]で、コロラド州で3番目に人口が多い郡である。郡庁所在地リトルトンであり[2]、同郡で人口最大の都市はオーロラである。デンバー・オーロラ大都市圏とデンバー・オーロラ・ボルダー広域都市圏に属している。アラパホ郡はその起源がパイクスピーク・ゴールドラッシュの時だったので、「コロラド州最初の郡」を自称している。

歴史

1855年8月25日、カンザス準州議会が準州西部全体を統治するためにアラパホ郡を創設した。この郡名は地域に住むアラパホインディアンから採られていた。

1858年7月、アラパホ郡のサウスプラット川沿い、現在のイングルウッドで金が発見されたことでパイクスピーク・ゴールドラッシュが起こった。鉱山地域の住人はカンザス準州やネブラスカ準州の政府から遠く離れて疎外されていると感じたので、1859年10月24日の住民投票で自らジェファーソン準州を創ることに決めた。翌月、ジェファーソン準州議会は新しい準州内に12の郡を組織化し、この中に現在のアラパホ郡があった。デンバーがアラパホ郡の郡庁所在地になった。

ジェファーソン準州は結局連邦議会の承認を得られず、1861年2月28日、その任期の最後の週になっていたジェームズ・ブキャナン大統領が法に署名してコロラド準州が創設された[3]。アラパホ郡は1861年11月1日に新しいコロラド準州によって創設された最初の17郡の1つとなった。アラパホ郡の当初領域は現在のシェリダン・ブールバードから160マイル (258 km) 東のカンザス州境まで延びており、また現在の郡ライン道から30マイル (48 km) 北の北緯40度線(168番街)まであった。1902年まではやはりデンバーが郡庁所在地だった。

1901年コロラド州議会はアラパホ郡を3つの部分に分ける決議を行った。すなわち、新しいデンバー統合市郡、新しいアダムズ郡とアラパホ郡の残り部分でサウスアラパホ郡と命名された。その後コロラド州最高裁判所判決、州議会の立法、および住民投票によって、その最終承認は1902年11月15日になった。ジェイムズ・ブラドレー・オーマン州知事がリトルトンを暫定郡庁所在地に指定した。1903年4月11日、コロラド州議会はサウスアラパホ郡を元のアラパホ郡に戻した。1904年11月8日、アラパホ郡の有権者は1310票(リトルトン)対829票(イングルウッド)という投票結果でリトルトンを恒久的郡庁所在地に選んだ。

地理

アラパホ郡の地形図

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は805.43平方マイル (2,086.1 km2)であり、このうち陸地は803.14平方マイル (2,080.1 km2)、水域は2.29平方マイル (5.9 km2)で水域率は0.28%である[4]

アラパホ郡の大きさは東西が72マイル(116 k)、南北が 4ないし 12マイル (6 - 19 km) である。

アラパホ郡の飛び地2つが完全にデンバー市郡に囲まれた位置にある。グレンデール市と国勢調査指定地域のホリーヒルズ地区である。

隣接する郡

人口動態

人口推移
人口
1870 6,829
1880 38,644 465.9%
1890 132,135 241.9%
1900 153,017 15.8%
1910 10,263 −93.3%
1920 13,766 34.1%
1930 22,647 64.5%
1940 32,150 42.0%
1950 52,125 62.1%
1960 113,426 117.6%
1970 162,142 42.9%
1980 293,621 81.1%
1990 391,511 33.3%
2000 487,967 24.6%
2010 572,003 17.2%
2020 655,070 14.5%
U.S. Decennial Census

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 487,967人
  • 世帯数: 190,909 世帯
  • 家族数: 125,809 家族
  • 人口密度: 235人/km2(608人/mi2
  • 住居数: 196,835軒
  • 住居密度: 95軒/km2(245軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 26.7%
  • 18-24歳: 8.6%
  • 25-44歳: 33.1%
  • 45-64歳: 23.0%
  • 65歳以上: 8.6%
  • 年齢の中央値: 34歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 97.1
    • 18歳以上: 94.2

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 34.9%
  • 結婚・同居している夫婦: 51.2%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 10.6%
  • 非家族世帯: 34.1%
  • 単身世帯: 27.0%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 5.9%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.53人
    • 家族: 3.11人

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 53,570米ドル
    • 家族: 63,875米ドル
    • 性別
      • 男性: 41,601米ドル
      • 女性: 31,612米ドル
  • 人口1人あたり収入: 28,147米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 5.8%
    • 対家族数: 4.2%
    • 18歳未満: 7.0%
    • 65歳以上: 5.1%

都市と町

  • ベネット
  • ボウマー
  • コロンバインバレー
  • ディアトレイル
  • フォックスフィールド

未編入の町

  • バイアーズ
  • キャッスルウッド(センテニアルの一部)
  • コロンバイン
  • サウスグレン(センテニアルの一部)
  • ストラスバーグ
  • ワトキンス

主要高規格道路

州立公園

  • チェリークリーク州立公園

歴史トレイル

  • スモーキーヒル・トレイル
  • サウスプラット・トレイル

レクリエーション・トレイル

  • ハイラインキャナル国立レクリエーション・トレイル
  • プラット川グリーンウェイ国立レクリエーション・トレイル

脚注

  1. ^ Quickfacts.census.gov”. 2023年9月20日閲覧。
  2. ^ Find a County, National Association of Counties, http://www.naco.org/Counties/Pages/FindACounty.aspx 2011年6月7日閲覧。 
  3. ^ An Act to provide a temporary Government for the Territory of Colorado” (PDF). Thirty-sixth United States Congress (1861年2月28日). 2007年11月26日閲覧。
  4. ^ Census 2000 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年2月13日閲覧。

外部リンク

座標: 北緯39度38分 西経104度20分 / 北緯39.64度 西経104.33度 / 39.64; -104.33




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アラパホ郡 (コロラド州)」の関連用語

アラパホ郡 (コロラド州)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アラパホ郡 (コロラド州)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアラパホ郡 (コロラド州) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS