アナーニ事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 05:27 UTC 版)
アナーニ事件(アナーニじけん、Outrage of Anagni)は、1303年にフランス国王フィリップ4世がローマ教皇ボニファティウス8世をイタリアの山間都市アナーニで捕らえた事件。フィリップ4世はローマ教会にも圧力をかけ、クレメンス5世をアヴィニョンへ移住させ、アヴィニョン捕囚(教皇のバビロン捕囚)を引き起こして教皇権に対する王権の優位を確立した。事件は教皇権力の衰退と王権の伸張を印象づけ、近世絶対王政にいたる重大な一里塚となった。
- 1 アナーニ事件とは
- 2 アナーニ事件の概要
- 3 関連項目
- アナーニ事件のページへのリンク