アドニトキシンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 化学物質辞書 > アドニトキシンの意味・解説 

アドニトキシン

分子式C29H42O10
その他の名称アドニトキシン、Adonitoxin、3β-[(6-Deoxy-α-L-mannopyranosyl)oxy]-14,16β-dihydroxy-19-oxo-5β,14β-card-20(22)-enolide
体系名:3β-[(6-デオキシ-α-L-マンノピラノシル)オキシ]-14,16β-ジヒドロキシ-19-オキソ-5β,14β-カルダ-20(22)-エノリド


アドニトキシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/13 08:09 UTC 版)

アドニトキシン
識別情報
CAS登録番号 17651-61-5
PubChem 441838
特性
化学式 C29H42O10
モル質量 550.64 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アドニトキシン(Adonitoxin)は、フクジュソウAdonis ramosa)などに含まれる強心配糖体である[1]

フクジュソウの全草に、シマリンとともに含まれ、高い水溶性がある。摂取すると嘔吐心臓麻痺を引き起こし、誤って摂取し死亡した事例もある。フクジュソウはフキノトウなどと誤認されることがある(フクジュソウにはアドニトキシン約0.25%が含まれている)。

フクジュソウは心臓病に効果があるとの言い伝えがあり、植物解説書等にも記載例がある。今より民間療法が一般的であったときには、心臓病に悩む人がこれを信じ、自己流にフクジュソウの根を煎じて服用し死亡する例があった。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Katz, A., and Reichstein, T. (1947). “Glykoside und aglykone; adonitoxin, das zweite stark herzwirksame Glykosid aus Adonis vernalis”. Pharm. Acta. Helv. 22: 437–459. 


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アドニトキシン」の関連用語

アドニトキシンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アドニトキシンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアドニトキシン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS