アシナガイグチとは? わかりやすく解説

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アシナガイグチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/06 19:55 UTC 版)

アシナガイグチ
茨城県行方市・2017年8月
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : ハラタケ亜門 Agaricomycotina
: ハラタケ綱 Agaricomycetes
亜綱 : ハラタケ亜綱 Agaricomycetidae
: イグチ目 Boletales
: イグチ科 Boletaceae
: キクバナイグチ属 Boletellus
: アシナガイグチ B. elatus
学名
Boletellus elatus Nagasawa
和名
アシナガイグチ

アシナガイグチ(足長猪口[1]・脚長猪口、学名: Boletellus elatus)はイグチ目イグチ科キクバナイグチ属のキノコである[2]。傘の大きさに対して、とても長い柄が特徴で、和名の由来となっている[1]。食毒不明[3]

分布・生態

日本および北アメリカ大陸メキシコ)に分布する[2]

菌根菌(菌根性)[1]。夏から秋にかけて、ブナ科の混じる林内に発生し、時に群生することもある[2][1]

形態

子実体からなる。傘は直径3 - 9センチメートル (cm) 、半球形からまんじゅう形になる[2][3]。傘表面は赤褐色から栗褐色または帯紫褐色、多少フェルト状のち無毛となり、湿潤時はやや粘性がある[2][3]管孔は幼菌時黄色のち緑黄色からオリーブ緑色となる[3]。孔口は管孔と同色で、多角形[3]

は高さ9 - 23 cm、径6 - 12ミリメートル (mm) [2]。その名のとおり柄が細長いキノコであり、基部付近は白色の菌糸に被われ[3]、急に太まり一方に曲がる[2]。柄の表面は軟毛に被われており、傘よりやや暗い色をしている[2]は白色から淡黄色で、切断すると変色しないか僅かに赤変する[2][3]


茨城県潮来市・2016年9月
管孔口
潮来市・2016年9月
柄の基部
潮来市・2016年9月

近縁種

  • キクバナイグチ属 (Boletellus)
    • キクバナイグチ (B. floriformis)
    • セイタカイグチ (B. russellii)
    • オオキノボリイグチ (B. mirabilis)
    • ミヤマベニイグチ (B. obscurecoccineus)
    • アキノアシナガイグチ (B. longicollis)

脚注

参考文献

関連項目





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