アサド政権存続後の内戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 13:26 UTC 版)
「シリア内戦」の記事における「アサド政権存続後の内戦」の解説
東グータの陥落に伴い、反体制派がアサド政権中枢であるダマスカス官庁街を攻撃する手段を完全に失った事で、アサド政権の存続は確定的となり、アラブの春に端を発し、アサド政権打倒を目指して始まったシリア内戦は事実上の終焉を迎えた。しかし、シリア全土の奪還を目指すアサド政権に対し、イドリブを中心とした北西部に撤退した反体制派は抗戦を続け、ロジャヴァからユーフラテス川東岸を実効支配するシリア民主軍もアサド政権と一定の協調はしつつも勢力圏の維持を図り、欧米やトルコなども依然として支持勢力への支援を継続して継戦能力を維持させ、アサド政権の施政権を阻むことで、内戦の様相はアサド政権打倒から分離・独立に近いものへと変化している。
※この「アサド政権存続後の内戦」の解説は、「シリア内戦」の解説の一部です。
「アサド政権存続後の内戦」を含む「シリア内戦」の記事については、「シリア内戦」の概要を参照ください。
- アサド政権存続後の内戦のページへのリンク