アイスランド病
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アイスランド病(アイスランドびょう、Iceland disease)は、1948年にアイスランドのアークレイリで流行した病気である[1]。別名アークレイリ病ともいう。人口 6887人のうち465人が、風邪によく似た身体の重さと共に疲労・脱力・筋肉痛・頭痛・記憶力低下といった症状を訴えた。異形ポリオ・集団ヒステリーではないかとも疑われたが、1955年、イギリスのロイヤルフリー病院の医師や看護師に筋痛、脱力、喉頭痛などの症状が現れ、ロイヤルフリー病と呼ばれたものと類似していることが注目された。後に世界各地で発症した同種の症状と共に、この病は慢性疲労症候群(略称、CFS)と呼ばれるようになった。
- ^ 慢性疲労症候群 Archived 2013年6月17日, at the Wayback Machine.(九州大学健康科学センター)
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