アイスランド系移民村とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アイスランド系移民村の意味・解説 

アイスランド系移民村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/30 03:51 UTC 版)

アイスランド系移民村(アイスランドけいいみんむら)は、19世紀からカナダマニトバに存在したアイスランド移民の居住地域である。別名ニュー・アイスランド(New Iceland/Nýja Ísland)とも言う。

19世紀のアイスランドは火山などの災害で自然環境が悪かったため、数千名のアイスランド人は北米に移住、ウィニペグ湖の近辺にアイスランド系移民村を建てた。当初はカナダ政府から独立していたが、ペストの影響でカナダに吸収されていった。現在は移民村の中心であったギムリ・ヘックラー島などで毎年「新アイスランド祭り(Íslendingadagurinn)」がある。

目次

その他

  • カナダ政府の中央統計局によると、現在マニトバに在住するアイスランド系の住民は26,000人[1] でアイスランド系カナダ人の約35%[2] がマニトバに在住している。
  • ヴィンナタルター(白砂糖ケーキ)はアイスランド本国よりもこの移民村の物が有名だと言われている。
  • 北米で一番大きいアイスランド系新聞社である「ロッグペルグ・ヘイムスクリングラ」の本社がマニトバウィニペグにある。
  • 北米に到着した最初のアイスランド人には10世紀末から11世紀初め頃に活動したアイスランド生まれのレイフ・エリクソンだともいう。
  • アイスランド系アメリカ人とカナダ人はアイスランド語で「ヴェストゥール・イスレンディンガール(Vestur-Íslendingar:西アイスランド人)」ともいう。

参考文献

  • Angrímsson Guðjón (1997), Nýja Ísland: Saga of the journey to New Iceland ISBN 978-0888012555
  • Arnason David (1994), The new Icelanders: A North American community ISBN 0888011865
  • Kristin Olafson-Jenkyns (2001), The Culinary Saga of New Iceland: Recipes from the Shores of Lake Winnipeg ISBN 0968911900

関連項目

脚注

  1. ^ Statcan - Manitoba Icelandic Population
  2. ^ Statcan - Icelandic Canadians living in Manitoba

リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アイスランド系移民村」の関連用語

アイスランド系移民村のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アイスランド系移民村のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアイスランド系移民村 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS