加藤宵村とは? わかりやすく解説

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加藤宵村

加藤宵村の俳句

この村も年取つてをり麦の秋
でで虫や猫が見てゐるとは知らず
なんでも屋一番前に地の茸
やや寒し小暗き店の奥の部屋
コスモスに触れては通る車椅子
三日目が山止めとなり蕨山
何回も掬うては見る今年米
刈る前の稲噛んで見る翁かな
吹雪かれて見知らぬ人の後に蹤く
夏一日ごめに鳴かれて終りけり
大根を積んで落ち着く猫車
寡男またよし晩酌の干鰈
早春の海鳴りそこに安吾の碑
暗がりに雪を残して杉林
熱燗で地酒を一人呑むもよし
猫がまづ夏座布団の上に寝る
眠る山すつぽり村を抱いて寝る
芭蕉の碑冬を間近に尾花沢
若者よ村去つてゆく稲雀
車窓より見知らぬ家の夏座敷
軒先に梯子吊して冬来たる
限界の集落も年迎へけり
鷹の爪そつぽを向いて乾きけり
 



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