およし狐の話(三ツ池 およし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 06:20 UTC 版)
「松原の狐たち」の記事における「およし狐の話(三ツ池 およし)」の解説
およし狐は長尾街道沿いの三ツ池あたりに住む恥ずかしがり屋の狐で、とろけるような美しい娘の姿で現れたという。堺の若者が、道明寺の縁日に三ツ池の土手に座っている狐にかんざしを与え、デートに誘ってみた。翌晩青年との約束通り、およし狐は娘の姿で待っており、明け方までふたりは過ごした。若者はおよし狐と恋に落ち、仕事もせずに遊びまわり、評判になったおよしを毎晩連れまわすようになった。しかし数か月後の結婚前夜、およしは憔悴しきって、池の土手の上で狐の姿に戻って死んでしまったと伝えられている。
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