おたまじゃくし銀河とは? わかりやすく解説

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おたまじゃくし銀河

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/12/31 08:23 UTC 版)

おたまじゃくし銀河[1]
ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影されたおたまじゃくし銀河
観測データ (J2000.0 元期)
星座 りゅう座
赤経 16h 06m 03.9s[2]
赤緯 +55° 25′ 32″[2]
赤方偏移 9401 ± 15 km/s[2]
距離 400 Mly
タイプ SB(s)c pec[2]
角直径 (V) 3′.6 × 0′.8[2]
等級 (V) 14.4[2]
大きな特徴 相互作用銀河
別名
UGC 10214,[2] Arp 188,[2] PGC 57129[2]
銀河銀河の一覧も参照

おたまじゃくし銀河(Tadpole Galaxy)は、りゅう座の方角に約4億光年離れた位置にある、破壊されつつある棒渦巻銀河である。最も顕著な特徴は、約28万光年の長さの、質量が大きく明るい青い星団からなる長い尾を持つことである。

小さな銀河が、おたまじゃくし銀河の前を、地球から見て左から右に横切り、相互に重力を及ぼしあって形成されたと考えられている。このすれ違いの間、潮汐力により、銀河の恒星、ガス、塵が引き延ばされ、はっきりとした尾が形成された。横切った銀河自体は、おたまじゃくし銀河の30万光年後ろに位置していると考えられており、左上に腕の一部が見える。おたまじゃくし銀河は、年を経ると尾を失い、尾を形成する星団は、大きな渦巻銀河の伴銀河を形成すると考えられている。

出典

  • NASA - This article contains text from NASA, which is in the public domain.
  1. ^ ハッブル宇宙望遠鏡のACSカメラが撮影した最初の画像を公開AstroArts
  2. ^ a b c d e f g h i NASA/IPAC Extragalactic Database”. Results for Tadpole Galaxy. 2006年11月6日閲覧。

外部リンク

座標: 16h 06m 03.9s, +55º 25' 32''




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