おうようめい

デジタル大辞泉

おう‐ようめい〔ワウヤウメイ〕【王陽明】

読み方：おうようめい

［1472〜1528］中国、明代の思想家。余姚(よよう)（浙江省）の人。名は守仁。字(あざな)は伯安。陽明は号。諡(おくりな)は文成。宸濠(しんごう)の乱を平定した功により、新建伯に封ぜられた。陸九淵の学をうけ継ぎ、知行合一説・致良知説を主張して一派を成し、王学・陽明学と呼ばれる。→陽明学

世界宗教用語大事典

おうようめい 【王陽明】

中国明代の儒学者。浙江省余の人。名は守仁、字は伯安。陽明は号。朱子学に満足せず、知行合一・致良知などを説き、陽明学を完成し、実践倫理を明らかにした。軍事的才能もあった。全書や語録がある。（一四七二～一五二八）→ 陽明学