いかけやのてんびんぼう

実用日本語表現辞典

鋳掛屋の天秤棒

読み方：いかけやのてんびんぼう
別表記：鋳掛け屋の天秤棒

「出しゃばりな者（または行為）」のたとえ。鋳掛け屋（金物を修理する職人）の天秤棒は通常の天秤棒よりも長かった、という含意を土台とする言い方。

（2021年1月6日更新）

デジタル大辞泉

鋳掛屋(いかけや)の天秤棒(てんびんぼう)

読み方：いかけやのてんびんぼう

《鋳掛け屋の天秤棒は7尺5寸あって普通の6尺のものより長く、その端が荷より長く出るところから》出しゃばりな人、また、その行為のたとえ。

隠語大辞典

鋳掛屋天秤棒

読み方：いかけやのてんびんぼう

1. さしでがましき言動をなす者。出過ぎ者。生意気なる事をいひて総てに口を出す者のこと。天秤棒とは両端に荷を吊りて担ぐ木製の棒をいふ。中央太く両端に至りて細きを例とす。鋳掛屋の天秤棒は両端に至るに従ひて太く且つ長く、荷綱の位置両端より中央に向ひ一尺許りの処にあり、故に棒先普通の荷綱より出過ぎ居ればこれより転じて出過者を罵りて称ふるに至れる也。
2. 出しやばり者のこと。又は出過ぎた行為のことをいふ。
3. 出しやばり者又は出過ぎた行ひのことをいふ。

分類 俗語、東京

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