『タクシードライバー』との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 06:53 UTC 版)
「キング・オブ・コメディ (1982年の映画)」の記事における「『タクシードライバー』との関係」の解説
本作の主人公であるルパート・パプキンは、1976年製作の映画『タクシードライバー』の主人公であるトラヴィス・ビックルとの共通点を指摘されることが多い。どちらもスコセッシ監督作品でロバート・デ・ニーロが演じた役柄であり、現実と幻想を識別する能力に困難を抱えているためである。 芸能コラムニストのマリリン・ベックは、観客はトラヴィス・ビックルよりもルパート・パプキンのほうに自分と重なり合う点を見つけやすく、直接的な血と暴力が描かれていないだけに、『タクシードライバー』よりも本作のほうがより危険であると指摘している。 監督のスコセッシも、本作のDVDに特典映像として収録されているドキュメンタリーで、「トラヴィスもルパートも社会から孤立した人間だ。トラヴィスよりもルパートのほうが危険かと言われたら、たぶんそうだろう」と話している。
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