塩化ベンジル
分子式: | C7H7Cl |
その他の名称: | 塩化ベンジル、Benzyl chloride、(Chloromethyl)benzene、NCIC-06360、RCRA waste number P-028、ω-クロロトルエン、ω-Chlorotoluene、Chloromethylbenzene、α-Chlorotoluene、Phenyl(chloro)methane、1-(Chloromethyl)benzene、1-Chloromethylbenzene、Chloro(phenyl)methane、Chlorophenylmethane |
体系名: | クロロ(フェニル)メタン、1-(クロロメチル)ベンゼン、1-クロロメチルベンゼン、クロロフェニルメタン、フェニルクロロメタン、α-クロロトルエン、(クロロメチル)ベンゼン、クロロメチルベンゼン、ベンジルクロリド、フェニル(クロロ)メタン |
塩化ベンジル
(α-クロロトルエン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/10 00:07 UTC 版)
塩化ベンジル | |
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(クロロメチル)ベンゼン |
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別称
α-クロロトルエン
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 100-44-7 |
KEGG | C19167 ![]() |
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特性 | |
化学式 | C7H7Cl |
モル質量 | 126.59 |
示性式 | C6H5CH2Cl |
外観 | 無色液体 |
密度 | 1.100, 液体 |
融点 | −39 |
沸点 | 179 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
塩化ベンジル(えんか—、benzyl chloride)は、有機合成で用いられる芳香族化合物の一種。トルエンのメチル基の水素をひとつを塩素に置き換えた構造を持ち、α-クロロトルエン、クロロメチルベンゼンと呼ぶこともできる。
塩化ベンジルは強い催涙性と不快な刺激臭を持つため、使用する際は確実な排気のもとに取り扱わなければならない。目の粘膜や皮膚を刺激する。かつて催涙ガスとして戦争で用いられたことがある。
その強い毒性から日本では平成28年7月1日の毒物及び劇物取締法の改正により、新たに医薬用外毒物の指定を受けた。
塩化ベンジルは、有機合成において、アルコールやカルボン酸の OH 基の水素をベンジル基で置き換えるために用いられる。
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