Tu-70 (航空機) 概要

Tu-70 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/30 09:14 UTC 版)

概要

Tu-70は、同じくツポレフが開発したTu-4爆撃機旅客機に改造したバージョンであり、与圧キャビンに乗客72名を搭乗させ、長距離路線に就航させるというものであった。

また、原型機のTu-4は、元々アメリカ合衆国ボーイングB-29爆撃機をデッドコピーした機体であった。そのためB-29の旅客機型であるボーイング377になぞらえて「ソ連版ストラトクルーザー」とも言われる場合がある。

Tu-70は1946年11月27日に初飛行に成功し、運航試験の成績もよかった。そのため、量産化が計画された。しかし運航を担当するアエロフロートの準備ができなかったことと、ソ連軍部の要求によって実現されなかった。

性能一覧

  • 乗員 6
  • 乗客 72
  • 全長 35.4 m
  • 全幅 44.5 m
  • 翼面積 166 m2
  • 空虚重量 38,290 kg
  • 最大離陸重量 60,000 kg
  • エンジン シュベツォフ ASh-73TK 星型レシプロエンジン
  • 出力 1,800 kW(2,400馬力)X 4発
  • 最大時速 568 km/h
  • 航続距離 5,000 km
  • 実用上昇限界高度 11,000 m(36,000 ft)



「Tu-70 (航空機)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Tu-70 (航空機)」の関連用語








8
74% |||||



Tu-70 (航空機)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Tu-70 (航空機)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのTu-70 (航空機) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS