Tu-107_(航空機)とは? わかりやすく解説

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Tu-107 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/30 13:43 UTC 版)

Tu-107とは、ソ連の航空機設計機関であるツポレフ設計局がTu-104ジェット旅客機を軍事用輸送機に転用するために試作した双発ターボジェット機である。

概略

Tu-107の原型となったTu-104自体が、Tu-16爆撃機の民用転用であったため、爆撃機の輸送機化であったといえる。

Tu-107は、軽車両や大砲といった重量物を運搬するため、機体の強化と貨物用ドアが取り付けられており、後部に空挺部隊の隊員70人を搭乗できるというものであった。

試作機1機が製造され飛行試験も行われたが、量産されなかったため、実戦配備されることもなかった。

性能一覧

  • 乗員: 5
  • 積載量: 兵士100人ないし貨物10,000 kg
  • 長さ: 38.85 m
  • 全幅: 34.54 m
  • 高さ: 11.90 m
  • 翼面積: 174.4 m²
  • 機体重量: 43,000 kg (94,600 lb)
  • 最大離陸重量: 76,000 kg
  • エンジン: Mikulin RD-3 M-500双発, 93.2 kN (20,900 lbf)
  • 最大速度: 900 km/h (563 mph)
  • 航続距離: 3,020 km (1,887 miles)
  • 実用上昇限界高度: 11,200 m (36,736 ft)



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