SMBC信託銀行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/03 06:49 UTC 版)
概要
SMBC信託銀は、JPモルガン・チェースグループのケミカル信託銀行株式会社として1986年に設立。その後社名変更によりチェース信託銀行株式会社となり、ソシエテ・ジェネラルによる買収後はエス・ジー・信託銀行株式会社さらにソシエテジェネラル信託銀行株式会社となった。
2013年10月1日、三井住友銀行がソシエテ・ジェネラル傘下のソシエテジェネラル信託銀行の全株式を取得、株式会社SMBC信託銀行として発足した[3][4]。
2014年12月25日、SMBCグループが、シティバンク銀行(シティ銀)のリテールバンク部門の預金2兆4400億円と、32支店及び約1,600人の従業員を400億円程度で取得[5][6]、SMBC信託銀が業務を引き継いだ上で営業を開始すると発表した。
なお、統合は当初予定を繰り延べして2015年11月1日に行われ[7]、SMBC信託銀は新ブランドである「PRESTIA(プレスティア)」を立ち上げ、同部門を承継した[8][9]。 統合発表に併せ、シティ銀が海外で190万台展開するATMでの現金引き出しなど、従来サービスはすべて継続する旨を公表した[10]。また統合に先立ち、2015年4月13日からシティ銀、SMBCの既存顧客に対し、両行のサービス利用時における手数料優遇等を実施した[7][11]。
現在、新たに口座を通常に開設する場合には残高次第で維持手数料が必要。また口座残高が5000円以上でないと出金ができない。
- ^ 組織図内組織図 - 株式会社SMBC信託銀行 2021年11月22日
- ^ “三井住友FG、4月からグループ呼称を「SMBCグループ」に”. 日本経済新聞. (2018年3月23日) 2018年8月20日閲覧。
- ^ “三井住友、10月1日に仏信託銀を完全子会社化 SMBC信託銀に”. 日本経済新聞. (2013年9月24日) 2014年5月6日閲覧。
- ^ “三井住友銀行によるソシエテジェネラル信託銀行の完全子会社化について” (PDF). 株式会社三井住友銀行 ソシエテジェネラル信託銀行株式会社 (2013年9月24日). 2014年5月6日閲覧。
- ^ “三井住友FG:米シティの個人銀行部門買収で合意-正式発表”. ブルームバーグニュース. (2014年12月25日) 2014年12月29日閲覧。
- ^ “SMBC信託銀行によるシティバンク銀行のリテールバンク事業取得について” (PDF). 株式会社三井住友フィナンシャルグループ 株式会社三井住友銀行 株式会社SMBC信託銀行 (2014年12月25日). 2014年12月29日閲覧。
- ^ a b “SMBC信託銀行によるシティバンク銀行のリテールバンク事業取得に伴う各種施策の実施と統合予定日について”. 株式会社三井住友銀行 株式会社SMBC信託銀行 シティバンク銀行株式会社. (2015年4月6日) 2015年4月7日閲覧。
- ^ “三井住友銀、富裕層向け銀行ブランド”. 日本経済新聞. (2015年6月16日) 2018年8月20日閲覧。
- ^ “三井住友銀、富裕層に照準 シティ銀の個人部門買収グループで囲い込み”. 日本経済新聞. (2014年12月29日) 2014年12月29日閲覧。
- ^ “SMBC信託の新ブランド営業開始 「富裕層ビジネス拡大」”. 日本経済新聞. (2015年11月2日) 2015年11月2日閲覧。
- ^ “三井住友銀、シティ銀統合を実質前倒し 他行の切り崩しに対抗”. 日本経済新聞. (2015年4月6日) 2018年8月20日閲覧。
- ^ “ソシエテジェネラル信託銀行株式会社に対する行政処分について”. 金融庁. (2012年10月16日) 2014年5月6日閲覧。
- ^ “SMBC信託、VISAカード発行 富裕層獲得狙う”. 日本経済新聞. (2016年2月1日) 2016年2月13日閲覧。
- ^ “新しい提携クレジットカードのご案内”. SMBC信託銀行. (2016年2月1日) 2016年2月13日閲覧。
- ^ “SMBC信託、名古屋駅前支店を開設”. 日本経済新聞. (2016年4月5日) 2016年10月11日閲覧。
- ^ “「多通貨カード」で海外払い マイル獲得や手数料節約”. 日本経済新聞. (2020年11月28日) 2020年6月13日閲覧。
- ^ 『「【お詫びと変更】大手町支店の移転、日本橋支店・千葉支店・インターネット支店の店舗統合・移転、および本店営業部新設のご案内』(プレスリリース)SMBC信託銀行、2021年9月24日 。2021年11月22日閲覧。
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