F-07C
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 01:39 UTC 版)
概要
富士通のモバイルノートパソコンブランドであるFMV LOOXブランドを冠した[6]、OSにWindows 7 Home Premiumを搭載した端末である。また前述の通り、従来のFOMA端末用のOS(MOAP(S)・Symbian OS)がWindowsとは別に搭載されており、それぞれを切り替えて利用することができる[7]。スマートフォン向けのWindowsとしてWindows Phone 7があるが、それとは異なるパソコン用のOSが搭載されている[8]。
QWERTY配列のキーボードとトラックボールを備えた横スライド式となっている[5]。液晶ディスプレイは4インチながら600×1024のSVGAと高画質であり、またマルチタッチに対応した静電容量式のタッチパネルも搭載されている[9]。
OSは端末サイドの専用ボタンを押すことで切り替えることができる[10]。ただしOSやCPUはそれぞれ独立している[11]ため、iモードメールをWindows OSで見たり、Windowsで受信したメールをiモード用の画面で確認することはできない。ただしmicroSDなどは共有できる[11]ため、撮影した画像や動画、WordやExcelファイルなどは、microSDカードに保存しておけばどちらからでも閲覧編集することが可能となっている。
Windows起動中にiモードメールなどをバックグラウンドで受信した場合はランプの点灯で通知することができ[12]、通話やエリアメールの着信があった場合は携帯モードが自動的に起動する[13]。また携帯モード起動中はWindowsがスリープ状態となる[5]。
- ^ 【PC Watch】 富士通、世界最小のWindows 7ケータイ「F-07C」発表会
- ^ 「Window 7ケータイ F-07C」のWindowsエクスペリエンスインデックスを測定 - ITmedia +D PC USER
- ^ 対応プロファイル:HSP/HFP/A2DP/AVRCP
- ^ 日経クロステック(xTECH) (2011年9月6日). “Windows 7が動く異色のケータイ「F-07C」、Androidスマホにはないメリットや使い勝手は?”. 日経クロステック(xTECH). 2023年12月27日閲覧。
- ^ a b c 株式会社インプレス (2011年6月15日). “【Hothotレビュー】 富士通(NTTドコモ)「F-07C」 ~Windows 7を搭載した世界最小PCケータイ”. PC Watch. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “写真で見るドコモ「F-07C」--富士通のLOOXブランドを冠したiモードケータイ”. CNET Japan (2011年5月18日). 2023年12月27日閲覧。
- ^ ASCII. “Windows7とデュアルブートのケータイ『Windows7ケータイ F-07C』”. 週刊アスキー. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “ある意味キワモノな「Windows 7ケータイ F-07C」ムービーレビュー、携帯電話とパソコンが同居する新機軸端末に - GIGAZINE”. gigazine.net (2011年5月16日). 2023年12月27日閲覧。
- ^ “Windows® 7ケータイ F-07C サポート情報 : サービス・機能とスペック | お客様サポート | NTTドコモ”. www.docomo.ne.jp. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “写真で解説する「Windows 7ケータイ F-07C」(外観編)”. ITmedia Mobile. 2023年12月27日閲覧。
- ^ a b 日経クロステック(xTECH) (2011年5月26日). “富士通の“Windows 7ケータイ”、2プロセサ構成で実現”. 日経クロステック(xTECH). 2023年12月27日閲覧。
- ^ “携帯電話(F-07C Windows 7モードを使用中に、iモードメールを受信した場合はどうなりますか?) - FMWORLD.NET(個人) : 富士通”. www.fmworld.net. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “LOOX Uを超えたケータイサイズの新LOOX──“PC”として写真と動画で見る「Windows 7ケータイ F-07C」”. ITmedia PC USER. 2023年12月27日閲覧。
- ^ Win7搭載の世界最小PCでもあるケータイ 富士通「F-07C」|ドコモ夏モデル新商品発表! スマートフォンは計9台 - ASCII.jp
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