Carlos K. 概要

Carlos K.

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/16 03:55 UTC 版)

概要

ブラジル生まれの日系2世で、幼少の頃からピアノ演奏に慣れ親しみ、1991年平成3年)6歳で日本に帰国、移住。作曲と油絵の制作活動を始める。

13歳からシンセサイザーを用いた楽曲制作に取り組む。山梨県立北杜高校を卒業後、明治学院大学に入学するものの夢が持てなく1年大学を休学。20歳で生まれ故郷のブラジルへ再度渡り、音楽活動を行いながら田舎のマテ茶工場でアルバイトをした。その時に一緒に働いていた住み込みのブラジル人たちは音楽の道を目指して毎週テープに自分たちの音楽を録音してレコード会社に送っていた。貧しくても頑張る姿を見て「チャンスにあふれた環境にオレなにやってんだ。自分はどんな環境でも音楽を目指せる、努力ができる」と考えて東京へ帰りすぐデモテープを作りレコード会社に送り始め、その後採用が決まった。大学卒業後もフリーターをしながら作曲家を目指すことになる[1]

日本に帰国後から本格的にDTMを学び、R&BHIPHOPのトラックを作り始めるとともに、企業向けのCMの企画/制作を開始。同時に、油絵の制作にも再び注力。

学生時代から数々のバンドやシンガーに楽曲やトラックを提供し、度々全国放送のCMなどで楽曲が使用される。映像音楽も数多く手がけており、映画音楽、ファッションPVの音楽制作などを行う。

近年では多数のメジャーアーティスト、TV-CM、アニメ、映画などの音楽を制作している。アイドルからシンガーソングライターまでジャンルにとられることなく対応でき、提供曲数は300曲を超えている(2020年夏時点)。Little Glee Monsterなど、デビュー当初から携わっているアーティストも多い。また海外のアーティスト/クリエーターとの共同での制作活動にも積極的に取り組んでいる。

2015年(平成27年)AKB48Green Flash』などのヒットによりオリコン年間ランキング作曲家部門1位を記録[2]

2016年(平成28年)作曲・編曲を手がけた西野カナあなたの好きなところ』が「第58回日本レコード大賞」にて大賞を受賞[3]

2017年(平成29年)山梨県北杜市ふるさと親善大使に就任[4]

2020年令和2年)作曲・編曲を手掛けたLittle Glee Monster足跡』が「第62回日本レコード大賞」にて優秀作品賞を受賞NHK合唱コンクール2020年&2021年課題曲にもなった[5]

2021年令和3年)1年間のリリース楽曲数が100曲を超え話題となる[6]

2022年(令和4年)編曲で携わったTani YuukiW/X/Y』がBillboard JAPANが発表した2022年の年間総合チャート(Hot 100)で2位にランクイン。ストリーミングチャートでは3億回を超える再生回数を記録し、2022年に最も再生された楽曲となった。

2024年(令和6年)NMB48オリジナル新公演「天使のユートピア」サウンドプロデューサーに就任[7]

3度目の開催となるCreator's Camp in Yatsugatakeは参加人数が100名以上となる。


  1. ^ a b c 【YAHOO!ニュース】Carlos K.、コロナ禍の音楽シーンで実感する“前向きな変化”を語る「制作現場にも活気が戻ってきている」
  2. ^ [1]
  3. ^ 西野カナレコ大受賞曲手がけた作曲家・Carlos K.、他クリエイターも嫉妬するその手腕を読むReal Sound、2017年1月6日
  4. ^ 北杜市ふるさと親善大使
  5. ^ 【BARKS】『第62回輝く!日本レコード大賞』、各賞受賞者発表
  6. ^ Carlos K.、1年で提供楽曲は“約100曲”充実の2021年を振り返る「僕にとって一番忙しかった日々」”. E-TALENTBANK (2021年12月22日). 2023年8月4日閲覧。
  7. ^ 【レポート】NMB48、10年半ぶりオリジナル新公演<天使のユートピア>で「大阪から世界へ」”. BARKS. 株式会社BARKS (2024年5月15日). 2024年5月16日閲覧。
  8. ^ Carlos K./カルロスケー on Twitter
  9. ^ 関ジャム 完全燃SHOW【夏シーズン目前!“夏うた”徹底解剖!】 2017.07.02Mediacrit、2017年7月3日
  10. ^ [2]
  11. ^ マッチポンプ調査室「桜飛礫」にBerryz工房の須藤茉麻ら、音楽はCarlos K.ステージナタリー、2017年5月18日
  12. ^ 産経ニュース
  13. ^ カルロスK氏がインスタグラムで連ドラプロデュース日刊スポーツ、2017年5月21日
  14. ^ 『関ジャム完全燃SHOW』ニューアルバム発売目前、蔦谷好位置による提供曲「DO NA I」裏側大公開&初パフォーマンスbillbord JAPAN、2017年6月26日
  15. ^ 嫉妬に身を焦がすBAR 2017年1月4日放送回 gooテレビ番組
  16. ^ 新感覚オーディション番組始動オリコンNEWS、2017年8月6日
  17. ^ ひねくれ3 2019年5月4日放送回 gooテレビ番組
  18. ^ Kanata Okajimaと対談
  19. ^ 6/28(水) 番組後記(ゲスト:Carlos K.)TSONE番組HP、2017年6月28日
  20. ^ 【本日Mステ出演者が決定】ウルトラオーディション完全生中継!
  21. ^ Flowerや乃木坂46、リトグリなど手掛ける人気作家・Carlos K.が語る“自身の原点”と音楽遍歴Real Sound、2015年10月30日
  22. ^ 「Sugar Baby」発売記念連載企画③『金澤有希のそこまで!言う気?』2016年レコード大賞最優秀賞作曲家に金澤有希が物申す!WWSチャンネル、2017年2月13日
  23. ^ 音楽業界の第一線で活躍するクリエーターが音楽との出会いや日頃の創作活動について語る
  24. ^ これからの時代の曲作り ~ 自分のためではなく、相手のために~ Carlos K.


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