魔神英雄伝ワタルシリーズの登場人物 魔神英雄伝ワタルシリーズの登場人物の概要

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魔神英雄伝ワタルシリーズの登場人物

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魔神英雄伝ワタルシリーズ > 魔神英雄伝ワタルシリーズの登場人物

基本的にはTVシリーズを中心に記載する。『超』も世界観が異なるために一部のみ表記する。

主要人物

戦部 ワタル(いくさべワタル)
- 田中真弓(全シリーズタイトルコール及び次回予告ナレーションも兼任)
本編の主人公。伝説の救世主「ワタル」の生まれ変わり。龍神小学校4年生。9歳(初登場時)[注 1]。昭和53年5月5日生まれ。身長131cm、体重27.0kg。牡牛座のB型。父タケオ、母アキコの三人家族。趣味はテレビゲーム、特撮番組の観賞、野球、サッカー。嫌いなものは嘘等曲がった事と弱いものいじめ、勉強、塾、こんにゃく、にんじん、ネギ類。夢はリトルリーグのピッチャーと宇宙飛行士。成績は中。チャームポイントは跳ねまくった髪と鼻。「ハッキし言って 〜 だぜ!」と言って拳で鼻の下を擦るのが癖。明朗快活でクラスの中では人気があると当人は思っているが、俊曰く「ノリが良くてお調子者で思い込みが激しい[1]」。幼い頃から体力だけが取り柄で運動会などのイベントだけヒーロー[2]。自室にはローラースケートで優勝したトロフィーと当時の写真が置いてある。
『2』ではユミ、俊と遊んでいた時に龍神丸に呼ばれ、渋々星界山の危機に再び冒険の旅に出るが、妙に疑い深くなっていた。しかし、龍神丸を単独で助けに暗黒空間に飛び込んだり、体を張ってシバラクを魔界の呪いから解放した。
忍部 ヒミコ(しのびべヒミコ)
声 - 林原めぐみ
本編のヒロイン。忍部一族十三代目頭領。創界暦貮参伍伍七年卯月壱日生まれ。7歳。身長110.0cm。体重18.0kg。牡羊座のAB型。家族は父幻龍斎、母不知火、祖父オジジ。天真爛漫かつ能天気で怖いもの知らずな性格で、生まれた瞬間から「キャハハハ…」と笑う。嫌いなことは泣くことだが、クラマや虎王との別れの際には泣いている。チャームポイントは“でっけぇリボン”。好きな異性はゴジラと虎王。未完成な忍術が多いが歴代頭領一の破壊力の持ち主。聖モンジャ学園タンポポ組在籍。小柄な外見とは裏腹に、常識外れの超大食漢[3]
『2』ではどんなことでも物怖じしない性格は相変わらずだが、不安を抱え悩んだり、魔界シバラクからワタルを守ろうとする。本作では彼女の未来の姿と思われる女性が登場する。
剣部 シバラク(つるぎべシバラク)
声 - 西村知道
ミヤモト村出身の剣豪。創界暦貮参伍参五年丑月拾四日生まれ。35歳。身長168cm。体重89.0kg。水瓶座のO型。趣味はなぞなぞ、特技は剣術。チャームポイントは髭。好きな女性のタイプは和服の似合う人。曾曾曾祖母が存命する一族の剣豪で野牛シバラク流の使い手。顔がでかくその容姿からヒミコにはよく「カバ」と呼ばれている。性格は良く言えば豪放磊落、悪く言えば単純で敵のしょうもない罠に引っかかり自滅したりしてしまうこともしばしば。一方で、旅の仲間達の中では成熟した大人であり剣の腕も相まってワタルからは「先生」、クラマからは「旦那」と呼ばれるなど、なんだかんだ言われても信頼されている、愛すべきおじさん。得意技は柳生シバラク流×の字斬り。高所恐怖症でじゃんけんや注射にはめっぽう弱い。第四界層においてギーガンIIや強敵であるガッタイダーを撃破するなどの活躍を見せた。
『2』では到着前から女難ありと指摘され[4]、敵が美女だったり、惚れた女性が老婆が化けていた姿だったりと受難が続いた。第五星界でワタルを庇い、暗黒の矢に刺さって魔界の者として洗脳された以降は「救世主のことを一番良く知る」という理由でドワルダーから将軍に任命される。敵に廻っている間は味方だった頃の間の抜けた面がなくなり、ワタルたちはその計略の前に幾度となく窮地に追い込まれることになる。最終的には、ワタルと新星戦神丸の助けにより呪縛から解放、最終決戦では黒龍角との死闘を繰り広げ、これを撃破する。また剣の道を歩むきっかけとなった挿話も劇中で語られている。
渡部 クラマ(わたりべクラマ)
声 - 山寺宏一
魔神山ワタリベ村出身。創界歴貮参伍四壱年酉月弐拾四日生まれ。20歳。身長159cm(トリ時)・175cm(人間時)、体重42.0kg(トリ時)・62kg(人間時)。血液型はA型。蠍座。趣味はのぞき、チャームポイントはアイパッチ。好きな女性のタイプは金髪でグラマーな女性(虚偽)。キザで皮肉屋だが、面倒見の良い一面もある。自分を含めた村人達が、ドアクダーの魔界力によって全員鳥にされたことにより、やむなくスパイとしてドアクダーに手を貸していた。それ故、元に戻りたい一心で性格も歪んでしまっていたが、ワタルたちの心で救われ仲間の一員となる。本来の姿は美形だが、彼を「トリさん」と慕うヒミコからは鳥の方が格好良いと言われている。眼帯の下は傷眼ではなくものもらい[5]
『真』冒頭では人間の姿だったが、崖から落ちたワタルを救うため鳥の姿になることを望んだ。
『2』ではワタルたちよりも先に人の姿でシバラクと共に星界山へ向かうが、ロケットの故障により一人第四星界に流れ着き、合流が遅れる。Dr・モロQのメカっ蚊により鳥の姿にされ、以降は鳥のままで、ドワルダーの秘密を知る人物を探すため孤高の戦士として単独行動が多かった。ノグーチ村で出会った海火子とは似た者同士故、徐々に良いコンビになる。昔は喧嘩に明け暮れていたらしく、恋人のユリアが喧嘩に巻き込まれ死別するという辛い過去が明かになる。
忍部 幻龍斎(しのびべげんりゅうさい)
声 - 緒方賢一
ヒミコの父親で、忍部一族十二代目頭領。猿年生まれ。41歳。身長25cm(サル時)、体重7kg(サル時)。幻神丸の操縦者であり、自らの手でこの魔神を完成させたという。本編より5年前に単身ドアクダー討伐に向かったが返り討ちに遭い、魔界力で猿の姿にされる。語尾に「ウラ」と付ける。折り紙を使用した忍術が得意。なお、幻龍斎自身も忍術の使い手だが、ドアクダーの呪いで封印されていた[6]。ノベライズによれば、忍部オジジの養子であるとされている。草団子が好物。
ドアクダーが倒された後、元の人間の姿に戻れたが、『真』ではキンカックとギンカックの魔界力で犬になってしまう。
『2』ではヒミコの回想のみ登場。『神部新聞増刊号』では、「(ドワルダーの気配を感じて)姿を変えられない様に修行の旅に出ようと思う」と語られている[7]
虎王(とらおう)
声 - 伊倉一恵
創界歴貮参伍伍参年虎月壱日生まれ、10歳。身長132.5cm、体重27.0kg。創界山第七界層出身。魚座のO型。靴のサイズは22. 5。嫌いな物は梅干し。性格は我侭で世間知らずだが、優しい一面もあり、子供ながらも芯がある。ドアクダーの息子である「魔界皇子」。第五界層「セリーヌの森」でワタルとヒミコに出会う。「嫁」という言葉を「奴隷」のことだと勘違いし、ヒミコをヨメにしようと躍起になる[8](俺の嫁起源の一つ)。 対立関係に当たるワタルとは友達になったものの、後に敵同士であるという真実を知る。そして、ワタルたちを執拗に付け狙うようになったが、ドアクダーに利用されていた事実を知り、遂に反旗を翻す。最後の戦いで、暗黒龍に愛機ごと潰され絶命するも、復活した聖龍妃により、本来の姿である「翔龍子」として蘇生する。
翔龍子(しょうりゅうし)
声 - 伊倉一恵
虎王の本来の姿で、聖龍妃の息子であり創界山の皇子。少々ガサツな虎王とは対照的に、口調も態度も落ち着きがあり、皇子としての器も十分である。しかし、その記憶が無く、周囲の人々から聞いている程度らしいが、時折その記憶が甦るときもある。
『2』では皇子の役職を熟し、母と共に聖龍殿から見守っていたが、魔界の者となってしまったシバラクを観たワタルの悲しみを感知。手助けをするため、雷龍剣を携え、ロケットで星界山へ向かう。魔界シバラクが復元した邪虎丸に飛び込んだ瞬間、封印されていた記憶が甦り、再び虎王としてワタルたちと行動する。

周辺人物

妖部オババ(あやしべオババ)
声 - 丸山裕子
モンジャ村在住の預言者。推定年齢280歳。村の祭事を取り仕切っており、救世主ワタル召喚の儀式を行った。
忍部オジジ (しのびべオジジ)
声 - 沢りつお
モンジャ村在住の老人。推定年齢299歳。幻龍斎の(養?)父でヒミコの祖父。頭領の座を退き、仙道修行をした結果、仙人になった。頭の周りを漂う霞を食べて生きている。妖部オババとはワケありの茶飲み友達。当初はワタルたちの旅の途中、姿を消す事もあったが、幻龍斎と度々接触していたらしい[9]
聖龍妃(せいりゅうひ)
声 - 藤井佳代子
創界山を統治する女王で、翔龍子(虎王)の母親。暗黒龍の体内に封印されていたがワタル達によって救出される。
『2』ではワタルにアイテムを授けるなど手助けをしている。
緞武宝(どんぶほう)
声 - 戸谷公次
第七界層聖龍殿「四武官」の一人。歳は30代前半。翔龍子(虎王)の教育係を務める。ドアクダーの魔力で、四天王の一人「ドン・ゴロ」と化すが、討伐後に本来の姿に戻る。

現生界(人間界)

戦部タケオ
声 - 広森信吾小林通孝(真)
ワタルの父親。ごく普通のサラリーマン。ノベライズでは養子という。
戦部アキコ
声 - 伊倉一恵、柴田由美子(真)
ワタルの母親。典型的お母さんでテストの点が悪かったり、悪戯をする息子をよく叱る。徹底的にくだらないものを集めるのが癖らしい。メディアによっては名前が「カオル」の時もある。
由美(ゆみ)
声 - 半谷きみえ(TVシリーズ)、麻見順子(ラジメーション虎王伝説)
ワタルの同級生。昭和53年9月30日生まれ、天秤座。AB型。身長125.0cm、体重24.0kg。特技はピアノの演奏。趣味はぬいぐるみ集め。チャームポイントはクリクリした目[10]。猫のチロを飼っている。ワタルにとって人生で3人目に好きになった人である。
俊(しゅん)
声 - 龍田直樹
ワタルの悪友。粘土細工の製作に設計図から描くなど形から入る性格。金持ちで、兄の一喜がいるらしい。
山田先生
声 - 広森信吾(第1話)、星野充昭(第33話)、田中和実(ワタル3)
ワタルのクラスの担任教諭。ワタルをバケツを持たせて立たせるなどしていた。

創界山の人々

忍部親衛隊(しのびべしんえいたい)
声 - 星野充昭
ヒミコを影から護衛する黒ずくめの集団。創界山に来られなかったのは頭領である彼女の脚に付いて来られなかったからと言う。
アップダウンシティの母
声 - 池本小百合
町に住む女性。ワタル達にアップダウンシティでは大声を出すと地面が上がったり下がったりしてしまうことと「神部の笛」が第一界層を救えると教えた。
サヨリ
声 - 鷹森淑乃
ガラガラ村に住む少女。創界歴貳参伍伍四年子月拾伍日生まれ、山羊座のB型。身長122.0cm。体重21.0kg。趣味はケーキ作り。好きな異性は胃袋のでけぇ男性。チャームポイントはふっくらとしたほっぺとベレー帽。東北弁に似た言葉を喋る。村を助けてくれる人を探しにブリキントンに追われていたところを救われる。
サヨリの父
声 - 玄田哲章
ガラガラ村の住人。タンクーガーに食べ物を与えられ続けお腹を壊してしまう。天空の城の話をワタル達に話す。
アベ・コーベ市の女の子
声 - 半谷きみえ
フルネームは不明。天然パーマにたくさんのリボンを着けた女の子。フルネームは不明。特技は逆立ち。
アベ・コーベ市の男の子
フルネームは不明。自宅にワタル達を招き、町の実情を体を張って説明した。
サクラ
声 - 原えりこ
クロスタウンで唯一の善人。創界歴貳参伍伍四年羊月拾参日生まれ、8歳。乙女座のO型、身長121cm。体重不明、趣味は編み物、特技はジョギング。好きな異性は兄。チャームポイントは眠たそうな目。
キクオ
声 - 高山みなみ
サクラの兄。妹と共に街中を逃げ回っていたが、ドン・ギララに口づけされお馬鹿な悪人にされる。
モモ
声 - 水谷優子
創界歴貳参伍伍四年寅月参日生まれ。9歳。魚座のA型、特技は水泳、趣味はお料理。身長126cm、体重240kg。チャームポイントはくっきりした眉。第二界層ツク谷村出身の少女。
おミツ
声 - 小宮和枝
ツク谷村の意地悪婆さん。真実の鏡の所有者。ワタルたちに激辛団子を食べさせ、動きも素早い。しかし、それらは偽りの鏡による効果であり、破壊後は元の優しさを取り戻している。
おユウ
声 - 藤井佳代子
アチアチ村の住人。創界歴貳参伍参七年酉月拾日生まれ、25歳。身長163cm、体重43.0kg、趣味は和裁スポーツは得意ではない。チャームポイントは長髪の黒髪、好きな異性は優しい方だが、カバは嫌らしい。シバラクが一目惚れするが、彼女にはすでに夫と子供がいた。
マリアンネットの乳母
声 - 上村典子
マリアンネットに臭いと言われ、二十年間も城に幽閉されていた老婆。極寒の剣に異変が起きたことをワタルたちに伝える。
アッサム
神話の時代の秋冬を司る神。
ヒャクニーン仙人
声 - 峰恵研
ダウンスタジアムのクリスタルビジョンに球の状態で封じられていた仙人。その名の通り百人力の力を与える。
ユーキ
声 - 原えりこ
コチンコチンシティに住む少女。創界歴貮参伍伍参年巳月生まれ、9歳。身長130cm、体重26kg、血液型A型。趣味は草花の育成、特技はスノーモビル。好きな異性は勇気ある男性。スノーモビルを駆る快活さとウララの像に祈る健気さを併せ持つ。
諸事情で第三界層にヒミコとシバラクを残し一人で第四界層に訪れたワタルと一時的に旅を供にする。ワタルが再び第四界層に訪れた時にはイモ川短銃郎が偽の彼女に化けていたが、ワタルの機転でイモ川が偽者だと見破られる。
ワタルはユーキに淡い好意を抱いていた。
センモス
神聖な動物と呼ばれるセンニーン仙人の守護獣。
センニーン仙人
声 - 峰恵研
ヒャクニーン仙人の兄。弟より小柄。アッサムとウララの悲恋をワタル達に話す。ワタルの勇者の剣を、王者の剣に強化した。
ウララ
声 - 原えりこ
神話の時代の春夏を司る女神。卯月弐拾九日生まれ。牡羊座17歳。趣味は詩を読むこと。好きな異性はアッサム。第三界層出身。
愛の女神
神話の世界で恋愛を司る女神。アッサムの側から離れないウララに心変わりの矢を放ち、第四界層へ連れ去り、千年に一度だけ合わせる罰をかせる。
ピノ
声 - 柴田由美子
ヒマワリ村の少年。よそ者に対しては警戒心が強い。
ビビンバ
声 - 藤堂貴也
セリーヌの森の番人。
イタロウ村の物知りおばば
声 - 上村典子
イタロウ村にただ一人住む老婆。
マンニーン仙人
声 - 峰恵研
物知りおばばの正体。ヒャクニーン仙人やセンニーン仙人の兄でワタルにヨカッタネを授ける。ヒミコ曰く「みんな同じだね」。
タゴ作
声 - 龍田直樹
イチロー達の父親。
イチロー
声 - 高山みなみ
歌って踊れるスケーターになることを夢見る少年。ヒミコを「お頭」と慕う。
コノミー
声 - 水谷優子
第五界層「コロガッテルの里」の預言者である少女。ヨメ・ハーンとムコ・ハーンに誘拐され、ヨメに自身の涙を化粧扱いにされていた。ワタルを「巨大なる救世主」と予言し、「ドラゴンシティ」の方向を指し示す。
サリー
声 - 小林優子
第六界層「グーグー村」の少女。父親がオージの魔法で眠らされ、自身はオージに嫁候補にされ狙われた。
アリババー
声 - 鈴木れい子
第六界層を司る大魔法使い。「千光の腕輪」の本来の所有者だが、ババ・デブーによって紋章岩に閉じ込められていた。腕輪を救世主の腕に身に着けることで界層が元に戻ることを伝える。
サクラ子
声 - 半谷きみえ
第六界層「ヘンデル村」の少女。父親がチビット・モレーテルの魔法で幼い子供にされていたが、ワタル達の活躍で元の姿に戻る。
ウルバンバ
声 - 沢りつお
聖龍妃に使えていた従者。文官連中とチカボッコリの遺跡で隠遁生活していた。

ドアクダー軍

創界山を守護する四武官、その下に就く七将軍とその配下がドアクダーの魔界力により支配され部下となり、皇子「翔龍子」も「虎王」へ変えられた。ワタルが界層を戻すと呪いが解け、本来の姿に戻る。本職についているが、有事の際は戦士として防衛する。一部、設定のみで本編に未登場のものも含む(未登場キャラは、当時カバヤから発売されたガムのシールに登場)。

ブリキントン
声 - 玄田哲章、沢りつお、龍田直樹
ドアクダー軍の一般兵士ロボット。人の3倍もの戦闘能力を持つ。ワタル達には白兵戦で負けることが多い。プロテクターを外されることがあるが、内部が描写されたことはない。
メタルブリキントン
ブリキントンの上位兵士。量産型魔神やメカの操縦を担当する。
ブリキング
本編未登場。ブリキントンたちの上位機種でまとめ役。ボディは金色で緑のマントを纏う。
シュワルビネガー
声 - 笹岡繁蔵 / 大友龍三郎スーパーロボット大戦シリーズ
最前線で戦う筋肉を絶えず鍛える男。「すごい奴がやってきた!」が口癖。ワタルが初めて戦った相手。敗れた後は双ツ龍岩で力押しの策で挑むが再び敗れる。奇巌城ではブルー、タンクーガーと共に迎え撃つ。力は強いが、頭は弱い。本来の姿は現場監督。バンダイチャンネル公式サイトによると、「シュワルツネッガーに似た筋肉ムキムキの敵キャラ」と紹介されている[11]
シュワル・シスター
本編未登場。ビネガーの妹。筋肉質で体を鍛えている。本来の姿は清楚なセーラー服姿の女学生。
サンダーブルー
声 - 江原正士
アップダウンシティの支配者。自分を二枚目と思い込みが激しいが、短足を気にしている。ヒミコに足の長さを測定され、ブロマイドにも落書きされる。本来の姿は貴公子。
ジョン・タンクーガー
声 - 龍田直樹
蝿一匹殺すのに弾丸を5000発使うガラガラ村の支配者。短気な性格で、痩せすぎなくらい細い身体をしている。子供の頃は気弱な性格と同時に肥満な体型をしており、村人達から笑い物にされていた。その影響で毎日ご馳走を用意し、村人達を無理やり食べさせて太らせる復讐を繰り返していた。奇巌城での戦いではサーベルを使用。口癖は「ファイヤァ~!!」。本来の姿は会社の重役。
プラマ・ニア
本編未登場。ゼロ・シュミットを改造するのを好む根暗な男。本来の姿は純粋な少年。
クルージング・トム
声 - 島香裕
ドアクダー七人衆の一人で、第一界層のボス。ハルバートの使い手。自分の城で魔神をリモコン操作し、ワタル達を迎え撃った。空中にいないと正気を失うという気の小さい一面も。部下もろ共クラマ曰く「ドジな奴」。本来の姿は家老。
Dr.サッカ・サマー
声 - 沢りつお
アベコーベ市で研究をし続けるマッドサイエンティスト。無駄な発明ばかりしているが、動きは老体でありながら素早い。本来の姿は医者。
ゼロニモ
声 - 郷里大輔
普段は心優しいが角ばっている物を見ると凶暴になり、丸い物を見ていると落ち着く御頭が足りない野生中年。本来の姿は警官。
アメダス・てる皇(こう)
本編未登場。
ドン・ギララ
声 - 石塚運昇
クロスタウンの支配者。西欧と中華の吸血鬼の末裔。十字架とニンニクを好み、血と日の光が嫌いな伯爵。普段は蝙蝠に化けて移動する。口紅を塗りキスすることで善人を悪人に変える。本来の姿は町長。
木下トモヨ
本編未登場。
デス・ゴッド
声 - 千葉繁
第二界層のボス。死神のようなマントに身を包んでいるが、本当は小柄で竹馬を履いているだけである。本来の姿は王様。
ケン・サーク
声 - 小杉十郎太
アチアチ村の支配者。二枚目の剣士。青春に身を浸しているが、負けず嫌いゆえに勝つためには手段を択ばない卑怯な策士。自分を倒した者はたいまつ砂漠の松明の火を消すと言っておきながら敗北するとたいまつの量を増やし、強制的に運動させていた。剣道だけでなく、茶道、華道にも精通している。本来の姿はキャッチセールスマン。
マリアンネット
声 - 勝生真沙子
ホットプレート村の支配者である女性。創界歴貳参伍四壱年子月一日生まれ21歳。身長165cm、体重44.0kg、趣味は掃除をさせること。特技はホッケー、チャームポイントは唇右下のホクロ、好きな異性は清潔なハンサム。極度の潔癖症で、乳母を不潔というだけで塔へ幽閉する。20代だが、ワタルに「おばさん」呼ばわりされ激怒する。本来は心優しい看護婦で、唯一敵キャラでプロフィールが判明している。
アブドラ・ザ・馬之助(アブドラ・ザ・うまのすけ)
声 - 亀井三郎
アッチッチ村の支配者である悪役レスラー。「マグマドリンク」というとても辛い飲み物で、村人達を法外な値段で売りつけていた。頭が悪く計算が苦手。本来の姿は消防士。
タッチー・ダウン
声 - 水鳥鉄夫
アッチ島にある「ダウンスタジアム」を守護する番人。本来の姿は八百屋。
オガガ夫人
本編未登場。
スイマーセンセイ
本編未登場。
壮快山(そうかいざん)
本編未登場。
ヒューマン・スター
本編未登場。
ソイヤ・ソイヤ
声 - 島香裕
第三界層のボス。愛機とは正反対の下品な顔をしている。ドクトル・コスモとは仲が悪いように思われるが実は熱い友情で結ばれている。ケン・サークとは同性愛疑惑のシーンがあるが、華道を通じての旧知という理由である[5]。本来の姿はお祭り人。
ドン・キホッテ
声 - 石塚運昇
「ムダな努力!」が口癖の合理主義者。本来の姿は牧師。
イモ川 短銃郎
声 - 江原正士
変幻自在の変装が得意な千の顔を持つ歌舞伎役者。ユーキに化け灼熱の剣を奪おうとしたが、ワタルの機転で偽者だと見破られる。「ハンバーグ」などの横文字に弱い。本来の姿は大工。
XYZ星人クーミ
本編未登場。
サッキーカー
本編未登場。
ヒモジアン
本編未登場。
ドクトル・コスモ
声 - 緒方賢一
第四界層のボス。凶悪な頭脳で第七界層へ上ろうとする。ソイヤ・ソイヤとは仲が悪いように見えるが実は熱い友情で結ばれている。尻のような頭をしている。本来は画家。
ヘドローナ
声 - 郷里大輔
スモッグルの手下で、ヒマワリ村の支配者。自然アレルギー。龍王丸となった龍神丸の最初の相手。本来の姿は警官。
クサーヤ
声 - 塩屋浩三
イタロウ村を人の住めない環境にした張本人。ヘドロの臭いを良い香りと称する。本来の姿はタクシー運転手。
バッド・マックス
声 - 大塚芳忠
何でも一番にならないと気が済まない暴走族のヘッド。体力は無いに等しい。本来の姿はアニメの進行。
ヨメ・ハーン
声 - 山田礼子
「プカプカ工場」の支配者の一人。昔はスリムだったが、今はかなりの重量オーバー。コノミーを人質にし、彼女の涙を化粧品扱いにしている。本来の姿は魚屋。
ムコ・ハーン
声 - 石塚運昇
「プカプカ工場」の支配者の一人。ヨメの夫だが、婿養子で妻に尻に敷かれている。「ヨウシ」と言われるのが弱点で、言われると頭部が爆発して暴走する。本来の姿は魚屋。
アック・スモッグル
声 - 沢りつお
第五界層のボス。不潔で、動物の狩りとゴルフが好き。本来の姿は会社の社長。
ビビデ・オージ
声 - 山下啓介、山寺宏一(最終話の新録部分のみ)
眠りの魔法を使うビビデファミリー五兄弟の長男で、グーグー村の支配者。村の男性達を眠らせ、嫁にしようとする女性達を舞踏会に無理やり踊らせた[注 2]。間抜けな性格で女装したシバラクに一目惚れして追いかけ回していたが、ババ・デブーに止められた。本来の姿は学生。
ビビデ・シシ・カバブー
声 - 郷里大輔
空間湾曲と変身魔法を使うビビデファミリー五兄弟の次男。ジオメトリーウッドにある自分の城で動物になった人々を調教するサディスト。本来の姿は寿司屋。
ビビデ・セーキマ・ツー
声 - 山寺宏一
魔神墓場で待ち受ける死者蘇生の魔法を使うビビデファミリー五兄弟の三男。ワタル達に倒された第五界層までの魔神達を、亡霊として復活させた。本来の姿はサラリーマン。
ビビデ・チビット・モレーテル
声 - 塩屋浩三
ビビデファミリー五兄弟の四男で、ヘンデル村の支配者。幼児のような風貌。「チュバ」が口癖。魔法の砂糖で、ヘンデル村の大人達を幼い子供に変えられていた。本来の姿は虫取り中年。
ビビデ・アラ・ビアン
声 - 安西正弘
煙を動物に変える魔法を使うビビデファミリー五兄弟の末弟。生後一週間で500kgになったほどの巨体によりババ・デブーは育てるのに苦労したが、本人は母親に抱っこもおんぶもしてもらえないのを愛されていないと誤解していた。ワタルとの戦いの中でふっ飛ばされてババ・デブーを下敷きにした時に「初めておんぶしてもらった」と歓喜する。本来の姿は演歌歌手。
ビビデ・ババ・デブー
声 - 片岡富枝
第六界層のボス。ビビデファミリーの首領で、五兄弟の母親。兄四人はマザコン気味で母親に頭が上がらないが、末弟アラ・ビアンだけは前述の理由で少しグレていた。息子達には「ママ」と呼ばれているが、アラ・ビアンだけは「おふくろ」と呼ばれている。変身の魔法を得意とする。本来の姿は牛乳配達員。
麻婆(マーボ)
声 - 峰あつ子
魔幻空間を統括する不気味な案内人。見た目は怖いが意外とお茶目な一面もある。シバラクには「麻婆豆腐」呼ばわりされ、その時は麻婆豆腐を投げつけた。実は神部七龍神の紫龍がドアクダーの魔力で変えられた姿。
ウマシカ
声 - 山寺宏一
魔風門の門番で、魔の風の谷の魔物。顔は正に馬と鹿が組み合わさっている。試練を挑む者に3つの難題を出し、失敗した相手を石に変えてコレクションしている。
図体はでかいが、体力は無い。
デブル
声 - 吉村よう
魔天門の門番で魔界のはぐれ蝙蝠。関西弁で喋る。諦穴の底で侵入者に諦めの心を植え付ける。
ニオー・アニヤン
声 - 戸谷公次
魔界門を守護する一卵性双生児の魔者。口癖は「あー!!」。
ニオー・オトート
声 - 山寺宏一
魔界門を守護する一卵性双生児の魔者。口癖は「うーん!!」。
怪傑ゾロリ
声 - 中村秀利
総額9999万9997クレジットの創界山一の借金男で、賞金稼ぎでエンゲル係数破綻野郎。本来の姿は美容師。
サンチョ・パンダ
声 - 塩屋浩三
ゾロリの召使い。少々間が抜けている。忠節からではなく、彼の賞金から100クレジットの返却だけに付き従う。本来の姿は美容師であるゾロリの助手。
ドン・ゴロ
声 - 戸谷公次(3話と10話では稲葉実)、今村直樹(『CR魔神英雄伝ワタル』)、松山鷹志(『スーパーロボット大戦X』)
ドアクダー四天王の一人で、防衛庁長官。虎王の教育係を務める。同じ四天王であるザン兄弟とは立場上仲が悪い。怒ると般若同然。愛情と忠誠心は本物で、虎王も内心ではドアクダー以上に彼を慕っている。実は、武宝がドアクダーの魔力で変えられた姿である。
ザン・コック
声 - 稲葉実
ドアクダー四天王の一人で、魔界ザン三兄弟の長男。ガッタイダーのメインパイロット。デス・ゴッドのセリフで名が知られ、剣を得意とする。本来は聖龍殿「四武官」の一人。
ザン・ゴロツキー
声 - 龍田直樹
ドアクダー四天王の一人で、魔界ザン三兄弟の次男。顔が鳥に似ている。武器は斧。本来は聖龍殿「四武官」の一人。
ザン・ギャック
声 - 笹岡繁蔵、三宅健太(『CRワタル』)
ドアクダー四天王の一人で、魔界ザン三兄弟の三男。顔が犬に似ている。間抜けな一面があり、いつも余計な一言が多い。ハンマーを携える。本来聖龍殿「四武官」の一人。
ドアクダー
声 - 飯塚昭三
『無印』の黒幕で、「悪の帝王」と呼ばれる魔界随一の実力者。凶悪な魔界呪術と暗黒龍を復活させ魔王の剣を振るう。冷酷非情で、失敗した者は部下や息子さえ抹殺する。

龍神

神部七龍神
金龍(きんりゅう)
声 - 玄田哲章
龍神丸の本来の姿。
赤龍(せきりゅう)
青龍(せいりゅう)
赤龍とは兄弟。のんびり者で仲が良い。何者かの手によって石にされる。神部七龍神で最も長寿であるとされる。
ファイアードラゴン
声 - 稲葉実
別名「激龍」。呪いの首輪によって「スノードラゴン」にされていた。龍神の命、感情を司る。龍神丸とは旧知の仲。
緑龍(みどりりゅう)
ドラゴンシティに封印されていた。別名「土龍」。
紫龍(むらさきりゅう)
声 - 峰あつ子
麻婆本来の姿。ドアクダーの魔力で姿を変えられ、記憶も失っていた。第七界層へ登る虹が存在しないため、ワタル達を乗せて七界層の地下へと運ぶ。
白龍(はくりゅう)
声 - 土師孝也
龍神の楯を所持していた金色の髪と髭を持つ白き龍。現在-過去-未来を見通す力を持つとされる。自らの体を休ませるかのように、水晶の洞窟に眠っていた。ワタルに龍神の盾を託し、救世主の伝説と龍王の剣の在処を教えた。
虹龍(こうりゅう)
神部七龍神の集合体。赤い鬣を持つ巨大な黄金の龍。龍王の剣を翳すことでこの姿になる。
守護龍(しゅごりゅう)
声 - 玄田哲章
龍神町に現れ、ワタルに神の力を覚醒させ、神部界に連れてきた青緑色の龍神[12]
暗黒龍(あんこくりゅう)
古の昔、創界山を七つの界層に破壊した魔界の守護神。その姿は龍神とは違い西洋の龍である。炎はあらゆるものを焼き尽くし、その翼は全てを吹き飛ばす。魔界の者はこれを従えらせることで一人前と認められる[13]。ドアクダーは魔神殿の謁見の間にある骨を使って復活させ、鳳凰丸たちをも苦戦させる。
誕生には不明瞭な点が多かったが、『3』においてその経緯が明らかになる。

注釈

  1. ^ 10歳とも紹介されるが、第1話の時点では4月13日であり、誕生日を迎えていない。
  2. ^ なお、狙っているのは美形の女性であり、ブサイクな女性は舞踏会から追い出している。
  3. ^ 当初は「ヤマビコ」・「ヤマヒコ」と呼ばれており、第9話ではワタルにも「ヤマヒコ」と言われていた。
  4. ^ 正確には、劇中では父方の祖父が現国王であり、本人は皇孫だったが、『2』の物語後に父の即位によって正式に皇子となる。
  5. ^ 正面はヒミコに「変な顔」と言われるほど唇が大きくかなり細長い顔で、クレオバトル本人はそれを見られることを嫌がっている。
  6. ^ 監督もさんざん迷った挙句これに行き着いたらしい。ただし『別冊コロコロコミック』の新聞に履歴書も書かれ、ノベライズでは遠征に出ていると言っており、存命、存在している可能性はかなり高い。
  7. ^ ワタル達は彼女の目的を当初は知らなかった。話が進むに連れ賞金の額は上がっていったが、誰にも捕らえられる事が無く、逆に返り討ちに合うなどで無効になっている。

出典

  1. ^ 倉田幸雄編「アニメキャラクターサーチ 魔神英雄伝ワタルシリーズ 戦部 ワタル」『アニメディア 1988年5月号』学習研究社、昭和63年5月11日、雑誌 01579-5、78頁。
  2. ^ 『アニメディア』1990年5月号特集 アイドルの子供の日より
  3. ^ 4話「ガラガラ村の恐怖パーティー」など。
  4. ^ 『月刊アニメディア』1990年4月号。インタビューコラムより。
  5. ^ a b ワタルファンクラブ広報より。
  6. ^ 平山隆編「ワタル新聞第5号 ワタルくんワールドQ&A」『月刊コロコロコミック 1989年6月号』小学館、平成元年6月15日、雑誌 03809-6、332頁。
  7. ^ 鈴木倫太郎編「神部新聞増刊号」『月刊OUT1月増刊号 魔神英雄伝ワタル』みのり書房、平成2年1月12日、雑誌 01588-1、94頁。
  8. ^ 召使いと思われがちであるが、これは『ワタル2超激闘編 音楽編』に収録されたイメージソングによる影響で、当時地方のレンタルビデオに置いてなかったり、地方放映はするが未視聴者だったりが多く、アニメ雑誌の投稿ページのネタなどによりそのイメージが定着してしまった節がある(『月刊アニメディア』1997年10月号超魔神英雄伝ワタル パーフェクトブック他)[独自研究?]
  9. ^ ギャグバンク編「キャラクターしょうかい ブリキントンのひとりごと」『ケイブンシャの大百科別冊・ヒーロースペシャル(13) 魔神英雄伝ワタル』ケイブンシャ、昭和63年9月20日、雑誌コード 63546-97、17頁。
  10. ^ 『アニメディア』1988年9月号付録ポスター WATARUちゃーむクラブ参照。
  11. ^ 魔神英雄伝ワタル 第1話(25分)バンダイチャンネル公式サイト
  12. ^ 要所な媒体では金龍が連れて行ったとされるが誤りである
  13. ^ 『別冊コロコロコミック』1989年4号参照。
  14. ^ 『月刊アニメディア』1991年小冊子マンガ「海火子のキズ」より
  15. ^ a b c 月刊ニュータイプ「冬馬由美」『キャラクターボイスコレクション 女性編 1』、角川書店、1994年12月25日、108頁、ISBN 4-04-852522-0 


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