資生堂グローバルイノベーションセンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/17 06:49 UTC 版)
立地
横浜市西区高島一丁目、みなとみらい地区の56-2街区に位置する。みなとみらい大通りと横浜高速鉄道みなとみらい線の交点の南西にあたり、新高島駅に隣接する。横浜市では2014年7月より開発事業者を公募し、2015年3月に資生堂による研究所を中心とした施設の建設が決定した[1]。北隣の56-1街区は京急グループ本社。南隣の55-1街区にはLGグループの研究開発拠点「LG YOKOHAMA INNOVATION CENTER」が2021年に完成した[6]。
- 前身の「資生堂リサーチセンター」
- 資生堂の研究所は1916年に東京・銀座の資生堂化粧品部3階に設けた「試験室」が端緒で、1968年に横浜市港北区新羽町に「資生堂研究所」を開設[7]。1992年には同市金沢区福浦に基礎研究を行う「資生堂リサーチセンター(金沢八景)」を開設した。2000年には前述の「資生堂研究所」が新羽町から都筑区早渕の旧デュポン研究所に移転し[8]、「資生堂リサーチセンター(新横浜)」に改称された(主に製品開発研究を担う)[7]。以降はこの2か所で研究開発を行っていたが、2013年に金沢区の研究所を閉鎖し新横浜に統合した[9]。
- 当地への移転
- その後、新たな移転先として郊外も候補に挙がったが、研究員が最先端の街で流行に触れることで新たな創造につながるのではないか、との狙いからみなとみらい地区が選択された。なお、都筑(新横浜)の研究所は550人態勢であったが、GICの就業人数は約1,000人となる[10]。
(58街区) 横濱ゲートタワー |
(56-1街区) 京急グループ本社 (歩行者動線「キング軸」/新高島駅) |
(54街区) (みなとみらい歩道橋) 横浜グランゲート |
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(57街区) みなとみらい本町小学校 |
(53街区) (みなとみらい大通り) 大林組等による複合ビル開発「横浜シンフォステージ」(建設中) | |||
(56-2街区) 資生堂グローバル イノベーション センター | ||||
(55-2街区) 横浜歯科医療専門学校 |
(55-1街区) LG YOKOHAMA INNOVATION CENTER |
- ^ a b c d “みなとみらい21地区56-2街区の事業予定者を決定しました” (pdf) (プレスリリース), 横浜市財政局, (2015年3月26日), オリジナルの2020年10月26日時点におけるアーカイブ。 2019年6月1日閲覧。
- ^ a b c d e “KAJIMAダイジェスト:資生堂グローバルイノベーションセンター建設工事”. 鹿島建設株式会社 (2018年10月). 2019年6月1日閲覧。
- ^ a b “「資生堂グローバルイノベーションセンター(呼称「S/PARK」)」、2019年4月に本格稼働” (プレスリリース), 株式会社資生堂, (2018年11月6日) 2019年6月6日閲覧。
- ^ a b c d 新研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター」本格稼働 ~更なる成長に向けた新しい研究開発の実現へ~(株式会社資生堂〈PR TIMES〉 2019年4月2日/同内容の資生堂公式プレスリリース (PDF) )
- ^ a b “資生堂、新研究開発拠点「S/PARK」を本格稼働”. 週刊粧業オンライン. 粧業日報 (2019年4月17日). 2019年6月6日閲覧。
- ^ “LG YOKOHAMA INNOVATION CENTER” (2022年3月25日). 2022年3月25日閲覧。
- ^ a b “沿革”. 資生堂グループ. 2018年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月1日閲覧。
- ^ “地域の企業訪問:資生堂リサーチセンター(新横浜)”. つづき交流ステーション. 2019年6月1日閲覧。
- ^ “生産・研究開発拠点の再編に関するお知らせ” (pdf) (プレスリリース), 株式会社資生堂, (2013年1月31日), オリジナルの2020年12月8日時点におけるアーカイブ。 2019年6月1日閲覧。
- ^ a b c “企業紹介インタビュー【株式会社資生堂】”. みなとみらいエリアマネジメント公式サイト. 一般社団法人横浜みなとみらい21 (2019年1月17日). 2019年6月1日閲覧。
- ^ “第61回受賞作品(2020年)資生堂グローバルイノベーションセンター S/PARK”. 日本建設業連合会. 2020年12月28日閲覧。
- ^ a b “横浜みなとみらいにできた「資生堂」の研究所ってどんな所?”. はまれぽ.com (2019年4月12日). 2019年6月1日閲覧。
- ^ 資生堂、MMに研究所 18年から順次稼働(神奈川新聞〈カナロコ〉 2015年3月27日)
- ^ 2019年4月横浜にオープンする美の複合体験施設について/資生堂(健康美容EXPOニュース 2018年11月7日)
- ^ a b 資生堂グローバルイノベーションセンターが本格稼働 2019年4月から一般来場可能に(WWD JAPAN, 2018年11月7日)
- ^ 資生堂が横浜MM地区に新研究所 3年後稼働、観光客や会社員のアイデア吸収へ(産経ニュース 2015年3月26日、同日付のウェブ魚拓キャッシュ)
- ^ S/PARK:当館について(公式サイト内)
- ^ a b “【2019年4月OPEN】資生堂グローバルイノベーションセンター/S/SPARK(エスパーク)”. 横浜みなとみらい21公式ウェブサイト. 一般社団法人横浜みなとみらい21 (2019年1月18日). 2019年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月1日閲覧。
- ^ a b “横浜みなとみらいの資生堂「エスパーク」を体験レポート!”. はまれぽ.com. p. 1 (2019年4月28日). 2019年6月1日閲覧。
- ^ S/PARK Beauty Bar(S/PARK 公式サイト内)
- ^ “横浜みなとみらいの資生堂「エスパーク」を体験レポート!”. はまれぽ.com. p. 2 (2019年4月28日). 2019年6月1日閲覧。
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