牧尾ダム 長野県西部地震による影響

牧尾ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/23 08:11 UTC 版)

長野県西部地震による影響

1984年(昭和59年)、長野県西部地震が牧尾ダムを直撃した。ダム堤体は、法面の崩壊や異常漏水は認められず、致命的な被災はなかったものの、ダム天端舗装と上下流法肩のはく離及び沈下、また、流入部左岸護岸の一部等にひずみが生じた。ゲート類は点検の結果正常に稼動することが確認できた。

また、直上流部の松越地区や濁川温泉で大規模な崖崩れ土石流が発生し、大量の土砂が御岳湖へ流入。一気に堆砂が進行する事態となった。堆砂除去工事は、4期9ヵ年にわたって施工された。除去の時期は、夏期期間と冬期間に分けて行われた。夏期施工は、8月7日~10月14日の39日間、牧尾ダムの貯水位が減少するときに高位部の堆砂を除去する。冬期期間は2月1日~4月14日の落水期間等を利用して低位部の堆砂を除去した。

水資源機構は御岳湖を掘削して堆砂除去と有効貯水容量を確保する「牧尾ダム再開発事業」を計画。現在、事業を進めている。

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