水酸化ルビジウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 15:55 UTC 版)
用途
水酸化ルビジウムより刺激が少なく安全な水酸化カリウムや水酸化ナトリウムが似たような反応をするため、水酸化ルビジウムが工業で使われることは稀少である。使われるのはもっぱら研究用で、それも高価なルビジウムの浪費を防ぐために慎重に扱われる。
水酸化ルビジウムが一般的な工業ではめったに使われていないのにもかかわらず、ほぼすべてのルビジウムの化合物の合成の中間体として現れる。
危険の防止
水酸化ルビジウムは皮膚と接触すると即座に熱傷を引き起こす腐食性化合物である。研究室では、アルカリ耐性の手袋または保護メガネを着用し、事故による接触を避ける。
この強塩基を希釈するときは、水の入ったビーカーにゆっくりと水酸化ルビジウムを加えなければならない。また、この化合物の化学実験では、発熱反応によって生成する大きな熱量による突沸や反応容器の破損に注意をはらう。
参考文献
- http://www.webelements.com/webelements/compounds/text/Rb/O1Rb2-18088114.html :Rubidium oxide on WebElements. Accessed in August 2005.
- http://www.chemexper.com/chemicals/supplier/cas/1310-82-3.html :Rubidium hydroxide on ChemExper. Accessed in September 2005.
関連項目
- ^ D.D. Wagman, W.H. Evans, V.B. Parker, R.H. Schumm, I. Halow, S.M. Bailey, K.L. Churney, R.I. Nuttal, K.L. Churney and R.I. Nuttal, The NBS tables of chemical thermodynamics properties, J. Phys. Chem. Ref. Data 11 Suppl. 2 (1982).
水酸化ルビジウムと同じ種類の言葉
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