枕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 07:18 UTC 版)
枕の意義
元島根大学の内藤浩平博士によれば、「人間は、もともと反射的・力学的に体にとって楽な姿勢をとろうとするもので、枕も、人間が体を健康に保つツールとして必然的に発生したもの」という。
最近では、ただ頭だけを支えるだけではなく、首の形を整えて頭を支えるものと言われている。また首や頭の形状は、体型、年齢、性差などで千差万別であるし、マットレスや敷き布団との相性もあり、誰にでも合う万能枕はなかなかお目にかかれない。しかし、最近ではエアバッグで調整できる枕や、綿やポリウレタンなどの柔らかい枕はそば殻の固い枕よりも高く、そば殻では綿やポリウレタンよりも低い枕を選ぶ方法がある。が、様々な要点がある[要出典]のでこれ[どれ?]だけが原因[何の?]とは言えない。オーダーメイド枕もいろいろな会社から販売されている。
また、専門外来「枕外来」を行う山田朱織医学博士は、寝返りを促す枕調節は重要であり、適した高さの枕は睡眠姿勢の改善に寄与すると提言している。「寝返りを促す枕調節の意義と睡眠姿勢の改善-関節リウマチの睡眠を考えるー」第55回日本リウマチ学会総会・学術集会発表資料より
クッション類
クッション類に「枕」の名がついているものもある。抱き枕[1]、首枕[1]、足枕[1]などがある。
デスク枕
昼寝や仮眠を取る際はデスクに腕を枕にうつ伏せで寝ることが多い。しかし腕がシビレてしまう。そうしたことのないようデスクで睡眠するための補助枕が出ている。
脚注
関連項目
|
外部リンク
- 枕 文化遺産オンライン - 国立情報学研究所
- 快眠のためのテクニック -よく眠るために必要な寝具の条件と寝相・寝返りとの関係 e-ヘルスネット - 厚生労働省
注釈
- ^ ホテルなどでは、基本的には毎日交換する。家庭では毎日〜数日おきに、長い場合でも1週おき程度で交換することが望ましい。それ以上つけっぱなしにすると、汗などによって臭いが発生し、本人が気づかないうちに頭髪がにおうようになる。
- ^ 最近は百円均一の店で、枕を物干し竿でうまく干すための商品が販売されており、販売商品点数ランキングの上位にも登場することがある。
出典
- ^ a b c d e 意匠分類定義カード(C1) 特許庁
- ^ a b c 枕 関ケ原町歴史民俗資料館
- ^ a b c “人と寝具の意外と知られていない長く深い縁”. 東洋経済オンライン. p. 1. 2021年9月29日閲覧。
- ^ a b 岩井宏實『日本の伝統を読み解く:暮らしの謎学』青春出版社、2003年、ISBN 4413040686、pp.137-140.
- ^ 花岡利昌『枕の人間工学 -安眠の条件-』光生館、1993年。ISBN 4-332-01010-8。
- ^ 01-1.現在、枕を使っていますか?
枕と同じ種類の言葉
- >> 「枕」を含む用語の索引
- 枕のページへのリンク