東漸寺 (横浜市磯子区)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/17 15:36 UTC 版)
歴史
正安3年(1301年)、北条宗長(名越流北条氏傍系、北条義時の玄孫)により、桃渓徳悟を開山に迎え建立された。至徳3年(1386年)、五山十刹の制度により関東十刹の第7位に列せられる。
文化財
- 梵鐘「永仁の鐘」(国の重要文化財) - 1298年(永仁6年)に鋳物師、物部国光によって造られた。総高127cm、口径70.6cm。
- 仏殿(釈迦堂)(県重要文化財) - 1301年(正安3年)に円覚寺永仁再建で活躍した桃渓徳悟(宏覚禅師)が北条宗長を大檀那として建てた。その後の改修により、当初の部材はあまり残っていないが、禅宗様仏殿としては日本でも最古に属する。
- 五輪塔(県重要文化財) - 鎌倉時代後期のものと思われる。凝灰岩で造られたが比較的風化が少ない。
- 木造薬師如来坐像(県重要文化財) - 元東漸寺塔頭東光庵の本尊である。座高87.4cm
所在地
神奈川県横浜市磯子区杉田1-9-1
交通
- JR根岸線・金沢シーサイドライン新杉田駅下車徒歩2分、または京急本線杉田駅下車徒歩2分
参考文献
関連項目
- ^ a b c 新編武蔵風土記稿 杉田村.
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