普遍性 さまざまな普遍性

普遍性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 01:19 UTC 版)

さまざまな普遍性

随伴関手との関係

(A1, φ1) を X1 から U への普遍射、 (A2, φ2) を X2 から U への普遍射とする。普遍性から、任意の射 h : X1X2 に対して一意な射 g : A1A2 が存在して、次の図式を可換にする。

もし 全ての C の対象 XiU への普遍射が認められるならば、Xi

普遍的構成は随伴関手の対より更に一般的である。普遍的構成は最適化問題のようなもので、この問題が C 中の全ての対象 (同様に、D の全ての対象)について解を持つとき、かつそのときのみ随伴関手の対が得られる。


  1. ^ Samuel, P. (1948). “On universal mappings and free topological groups” (英語). Bulletin of the American Mathematical Society 54 (6): 591–598. doi:10.1090/S0002-9904-1948-09052-8. ISSN 0002-9904. https://www.ams.org/bull/1948-54-06/S0002-9904-1948-09052-8/. 
  2. ^ Mac Lane 1998, p. 78
  3. ^ MacLane(1998) p.59
  4. ^ Riehl 2004, p. 62, Definition 2.3.3.
  5. ^ Mac Lane 1998, pp. 76–77. ただし『圏論の基礎』では「普遍要素」の定義はリールのものと異なっており、リールが「普遍要素」と呼んだものは (集合値)関手の表現(representation of a functor)として定義されているものと同値の概念である。
  6. ^ Riehl 2016, Example 2.3.7.
  7. ^ Mac Lane (1998, p. 57). 原文:once the cosets are used to prove this one “universal” property of p : GG/N, all other properties of quotient groups — for example, the isomorphism theorems — can be proved with no further mention of cosets (see Mac Lane-Birkhoff [1967]).
  8. ^ Leinster 2014, pp. 6–7, Example 0.9.


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