五人ライダー対キングダーク 登場怪人

五人ライダー対キングダーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/04 20:52 UTC 版)

登場怪人

諸元
コウモリフランケン
身長 1.8 m[4][5]
体重 79 kg[4][5]
コウモリフランケン
Xライダーを倒すために創られた、GOD最強を誇る新怪人。Xの戦闘データを基に研究して生み出され、すべての面においてXの能力を上回っている。両手に翼、背中に大砲を備え、空からの砲撃でXライダーを襲う。本家フランケンシュタイン(の怪物)のように、雷のエネルギーを浴びて蘇った。スパイ蝙蝠を操り、若い娘たちの生き血をビーカーに集め、これを飲んでエネルギーとしている。
1号の「ライダーキック」、2号の「ライダー2号キック」で左右の翼をもぎ取られ、4人のライダーの援助を受けた「Xライダースーパーファイブキック」を受け、まとめて積み重ねられていた怪人軍団の山の上に落ちて爆発した。
  • デザインはテレビシリーズの神話怪人に引き続きエキスプロの高橋章が担当した[6]。悪人軍団では高橋が唯一手掛けた怪人であり、第1作『仮面ライダー』から参加してきた高橋の昭和第1期での最後の怪人となった[6]。企画の平山亨によるアイデアメモではテレビシリーズに登場する怪人の1体としてコウモリラスプーチンという名称で検討されていた[7]
  • 撮影前の特写ではベルトをつけていない[8]
  • 飛行用の1尺ミニチュアが作られ、撮影に使われている。

再生怪人

コウモリフランケンの指揮のもと、キングダークの力で蘇った怪人たち。本作品の脚本では、従来の作品と異なり各再生怪人の登場場面が明記されており、役割分担がなされていた[2]。名称は初代と違うものがあるが、名乗りの際のもの。

ジンギスカンコンドル、ガマゴエモン
モトクロス場で神敬介を襲い、戦闘データをキマイラ、アキレスに中継させる。メドウサ、キャッティウスと共に「奇岩城」でXライダーを待ち受け、ロープを使った連携戦法で戦うが、遠心キックで倒される。
キマイラ、アキレス
ジンギスカンコンドル、ガマゴエモンとXライダーの戦いの映像を、GOD秘密警察とともに中継車でアジトへ送る。目的達成後Xライダーと戦うが、倒される。
ユリシーズ
人間の男に化けてのカラカラ作戦準備中に、「大嫌い」という犬に吠えかかられ、正体を現す。首の龍の口から溶解ガスを出して犬を溶かした。奇岩城とお台場での決戦にも参加。
ネプチューン、キクロプス、ヒュドラー
「カラカラ作戦」遂行のため、河で何事かを行っていた。背中に機械を背負っていたが、どういうものかは説明されなかった。ネプチューンとキクロプスは奇岩城とお台場での決戦に参加していたが、ヒュドラーのみ、奇岩城での決戦には参加していなかった。
メドウサ、アトラス、プロメテス、キャッティウス
立花藤兵衛の経営する喫茶店を襲撃し、神敬介をおびき出す。のちにアトラスは、ヘラクレスとパニックと合流。メドウサ、アトラス、プロメテスは、奇岩城とお台場での決戦に参加。キャッティウスは奇岩城での決戦にて、1号ライダーに投げ飛ばされて倒されたため、お台場での決戦に参加出来なかった。メドウサはテレビ本編初代は女の怪人だが、本作品では男の怪人になっている。
ヘラクレス、パニック
コウモリフランケンに捧げるため、アトラスと共に通りすがりの若い女性を藤兵衛ともども襲う。五人ライダーが到着すると退却した。ヘラクレスは奇岩城とお台場での決戦に参加していたが、パニックは、奇岩城での決戦には参加していなかった。パニックは初代と違いマントを羽織っていない。
イカルス
人間の男に化け、マサルと手をつなぎ、知人のような振る舞いをして登場するが、人物背景は説明されなかった。正体を現し、エツ子をコウモリフランケンの元へ運ぶ。奇岩城とお台場での決戦にも参加。
クロノス、アルセイデス、ケルベロス
奇岩城にてXライダーを待ち受ける。お台場での決戦にも参加。

注釈

  1. ^ ノンクレジット
  2. ^ この「シネスコサイズ」は、実際には35mmスタンダードフィルムの上下を省いてサイズを合わせた、簡便な「疑似シネスコ」である。
  3. ^ 企画段階での仮題は『仮面ライダー対キングダーク』であった[3]
  4. ^ 1号のみ、変身時の効果音は、テレビ本編と全く違うもの。V3はバックに錦晴殿が映っている。
  5. ^ このシーンのライダーマンは、「俺の名は仮面ライダー4号」と名乗り、また本来の右腕ではなく、左腕に「カセットアーム(パワーアーム)」を装着している。
  6. ^ オープニングでは「和田夫」と誤表記。
  7. ^ エンディングでは「志一子」と誤表記。
  8. ^ エンディングでは「セッタップ仮面ライダーX」と表記。
  9. ^ 水木一郎の単独歌唱バージョン(本来、テスト用テイクだったもの)を使用。
  10. ^ エンディングでは「俺はX Xライダー」と誤表記。

出典

  1. ^ a b 大全集 1986, p. 225, 「仮面ライダー劇場用作品製作メモ」
  2. ^ a b c d e 映画大全集 1993, p. 133, 「仮面ライダー劇場用映画作品研究」
  3. ^ 仮面ライダー1971-1984 2014, p. 253, 「キングダーク編準備タイトル」.
  4. ^ a b 昭和4 2016, p. 22, 「GOD秘密機関怪人」
  5. ^ a b スーパー大図鑑昭和編 2017, p. 138, 「仮面ライダーX 怪人」
  6. ^ a b 仮面ライダー1971-1984 2014, p. 239, 「デザイン画の世界6」
  7. ^ 仮面ライダー1971-1984 2014, pp. 250-251、253.
  8. ^ a b 怪人大全集 1986, p. 137, 「仮面ライダー劇場用怪人大全」
  9. ^ 「2000TV・映画 特撮DVD・LD・ビデオ&CD」『宇宙船YEAR BOOK 2001』朝日ソノラマ宇宙船別冊〉、2001年4月30日、67頁。雑誌コード:01844-04。 






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