ラーゼフォン 多元変奏曲 ラーゼフォン 多元変奏曲の概要

ラーゼフォン 多元変奏曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 09:59 UTC 版)

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ラーゼフォン 多元変奏曲
監督 出渕裕(総監督)
京田知己(監督)
脚本 京田知己、出渕裕
音楽 橋本一子
主題歌 坂本真綾tune the rainbow
撮影 高橋賢太郎
編集 山森重之
製作会社 メディアファクトリー
ビクターエンタテインメント
ボンズ / フジテレビ
アサツー ディ・ケイ / 松竹
配給 松竹
公開 2003年4月19日
上映時間 120分
製作国 日本
言語 日本語
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ストーリー

西暦2012年12月、東京。夕日が差し込む教室で、美嶋遙と神名綾人は2人だけで話をしていた。そこに、1人の女生徒、朝比奈浩子が入ってくる。彼女は手に持った手紙を隠し、去っていった。

その直後、帰省するため家族と東京を離れた遙の目の前で、信じられない光景が展開していた。東京が、“木星”絶対障壁の半球に覆われていく。予期せぬ綾人との別れに、遙は絶叫する。

その3年後、東京。綾人が、そして全く変わらない何もかもがそこにあった。そこでは、東京以外の地球全土が滅亡したことになっていた。綾人は遙のことを忘れられずにいたが、その記憶も薄れつつあった。そんなある日、東京が謎の敵の空襲を受ける。

破壊されていく街をさまよう綾人は、その中で遙の幻を見た。それに導かれるように、彼は1人の女性、紫東遙と出会う。そこから、何かが再び動き出す。

TV版との主な変更点

  • 小夜子やキムのように、六道学校の門下生として集合写真にだけ出てくるキャラがいる。
  • 如月樹や一色真の背景、功刀仁と九鬼正義の因縁はない。
  • 「美嶋玲香」は登場しない。
  • MUフェイズ(ムーリアン化)の主な症状が血の青色化に加え、MUフェイズ以前の記憶(すなわち、人間だった頃の記憶)が徐々に消滅してゆくものである。
  • TV版では語られなかった神名綾人の父親[1]と麻耶のエピソードがある。
  • バーベムが「かつて恣意的な調律を行おうとしてMU世界を破滅させ、そして何の反省もなくまた恣意的な調律を行おうとしている」人物、すなわち事実上の「諸悪の根源」とされている。
  • エンディングは完全に別物[2]
  • 亘理TERRA長官や新聞記者の弐神(正体でもある連合統括部六課の十文字猛としても)は登場しない[3]
  • 久遠、キム、エルフィといった面々と綾人が接するシーンはほとんど無し。
  • 恵が綾人に恋愛感情を持つことも無い。
  • 弐神が登場しないため、綾人のある意味相談役的な人物が樹のみに絞られている。
  • 結果、物語全体が「綾人と遙のラブストーリー」として一本化された。

登場人物

神名綾人(かみな あやと)
声 - 下野紘
ラーゼフォンと同調して戦い、そして世界を「調律」して救うことができる奏者。TOKYO JUPITER出現によって離ればなれになった、かつての恋人・美嶋 遙の幻影を追い求めている。
美嶋遙(みしま はるか)
声 - 坂本真綾
中学生の時に綾人と付き合っていた同級生。MUがTOKYO JUPITERを形成したことによって離ればなれになる。
神名玲香(かみな れいか)
声 - 坂本真綾
調律された世界にて誕生した遙の孫。TV版の美嶋玲香にそっくりであり、明るい性格。
紫東遙(しとう はるか)
声 - 久川綾
TOKYO JUPITER潜入・綾人奪取任務を担当するTERRAの女情報員。
神名麻弥(かみな まや)
声 - 橋本一子
綾人の母親。六道 翔吾との関係はTV版とおよそ同じだが、彼女が彼の元を離れた経緯はかなり異なる。
如月久遠(きさらぎ くおん)
声 - 桑島法子
この世界に現れてからずっと眠り続けている、謎の少女。
朝比奈浩子(あさひな ひろこ)
声 - かかずゆみ
綾人の同級生で綾人をひそかに慕う少女。綾人とともに東京を脱出、逃避行の旅に出るが、もう彼女の血の色は変化をきたしていた。
鳥飼 守
声:野島裕史
紫東 恵
声:川澄綾子
功刀 仁
声:中田譲治
如月 樹
声:宮本充
一色 真
声:関俊彦
八雲 総一
声:宮田幸季
エルフィ・ハディヤット
声:杉本ゆう
九鬼 正義
声:大塚芳忠
三輪 忍
声:浅川悠
キム・ホタル
声:折笠富美子
六道 翔吾
声:大塚周夫
ヘレナ・バーベム
声:兵藤まこ
エルンスト・フォン・バーベム
声:家弓家正

  1. ^ TV版ではあくまでDNA上の父親だった。劇場版では、恋人として存在し、性交した上での子供が綾人だった。しかし、出産した頃には、麻弥は恋人の記憶を失っていた。
  2. ^ 調律後の世界が、全く違う。
  3. ^ 亘理は、過去殺害された為であり、十文字の狂言回しとしての役回りが、功刀が担当した結果である。


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