ライトバン
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用途
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主に企業や商店で御用聞きなどの営業回り、物品の運搬、小口配送に用いられることが多い。殆どの場合は車体に「かんばん」(企業や商店の名称)が記されている。輸送効率が劣ることから少数ではあるが、郵便集配、電報配達、運送業者が台数の頭数合わせなどの目的で事業用登録を行った車両もある。 専用集配車が登場する以前はもちろん、現在でも宅配便では多くのワンボックスタイプが使われている。
個人で保有するケースとしては、大工や配管設備、電気工事など、何らかの商売を営んでいる(個人事業主)、キャンピングカーやトランポにする場合、余分なシートや内装材が付いていない分ワゴン仕様よりスペースを取り易く安価、(3・5ナンバーの)乗用車では高額な自動車税や重量税などの税金が安い、車両価格が安い、商用車独特の外観のスッキリ・チープ感に質実剛健さを感じる、リアスムージングなど改造ベースとしての保有などが挙げられるが、基本的に軽自動車を除き少ない。
一方、軽自動車の場合は車検が商用でも2年おきである上に税金が乗用車の半額である大きなメリットがあるためワンボックス・ハッチバック共に一定のマイカー需要がある。
- 絶版になった軽ボンネットバンは2by2のシティコミューターとしてみると70万円前後(車両本体)からエアコン付きの新車が買え、コストパフォーマンスに優れていた。
- ワンボックスの場合は税の安さを享受しながら乗用車に匹敵する装備と後席を備えた仕様[注 6]が存在している(ただし、後部座席はリクライニングしない)。
2017年9月より、貨客混載(時間帯によって貨物と旅客を掛け持ちで輸送する形態)の規制緩和が行われることから、過疎地などを中心にライトバン(ワゴン)で旅客輸送を行うことができるようになる[3]。
注釈
- ^ 実際にはプラットフォームの変更を伴うフルモデルチェンジである。
- ^ トールワゴンタイプでの例:ホンダ・ライフステップバン、初代・2代目三菱・ミニカトッポ、スズキ・アルトハッスル(厳密にはフルゴネットタイプ扱い)、初代スバル・プレオなど。
- ^ 以前は登録車の一部にもハッチバックタイプが存在したが、現在は生産されていない(スズキ・カルタスバン/いすゞ・ジェミネット、ホンダ・シティプロ、ダイハツ・シャレードバン、トヨタ・スターレットバンなど)。
- ^ このほか、M2もオートザム・レビューをベースとしたコンセプトカー、「M2 1004」を1991年(平成3年)の第29回東京モーターショーに出品しているが、市販には至らなかったM2 1004 (Japan) - Allcarindex.com(2015年1月15日閲覧)。
- ^ ハイトワゴンタイプでの例:三菱・トッポBJ、ダイハツ・ハイゼットキャディー、ホンダ・N-VAN。
- ^ 三菱・ミニキャブ「ブラボー」、スズキ・エブリイ「JOIN」、ダイハツ・ハイゼット「クルーズ」、ホンダ・バモスホビオなど。
出典
- ^ 小関和夫著 日本の商用車列伝 「第7回 バン&ピックアップ黎明期」 - 三樹書房 M-BASE 2013年9月版(WBMによる2014年7月14日のアーカイブ / 2017年5月30日閲覧)
- ^ “自動車Nox・PM法の車種規制について”. 国土交通省. 2022年7月11日閲覧。
- ^ トラックの旅客運送解禁 9月1日から 過疎地など対象 東京新聞、2017年7月1日付、2017年7月23日閲覧。
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