モデーア 概要

モデーア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 18:40 UTC 版)

概要

アメリカ合衆国ユタ州に本社を構え、ヨーロッパ、アジア、オセアニアなど34の国や地域にネットワークを広げており、日本ではモデーアジャパン合同会社が東京都港区に本社オフィスを構えている。 世界中で展開されているダイレクトセリングのうち、「ソーシャルリテール」という販売形態で、人と人の直接的な販売とソーシャルメディアを活用した間接的な販売を併用しながらビジネスを展開している。なおダイレクトセリングとは、狭義には訪問販売、広義には、訪問販売、通信販売等を含む無店舗販売を指す。

創業者・経営者

1987年、トーマス・E・モウワーとレスリー・ディーアン・モウワー元夫妻が、Neways社の前身である"Images and Attitudes"社を創業し共同所有していた。

1992年、社名をNeways社に変更。

2006年10月、投資会社であるゴールデン ゲート キャピタル社(アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ市)へ所有権を売却した。この売却によって、共同創業者・所有者であったトーマス・E・モウワーと元妻のレスリー・ディーアン・モウワーは、ニューウエイズインク社及びニューウエイズグループとの関係が消滅した。(シズル

2011年11月、ブルームバーグニュースにより「GGCがニューウエイズの破産を含む選択肢を検討」との見出しで、セカンド・リーン・ローンの約2億3500万ドルが債務不履行に陥ったと報じられた[2]

2012年1月、債務不履行の問題で、約1億3000万ドルを債務の株式化をして負債総額を圧縮する事で債権者との交渉が成立。これによりSAC Capital Advisors, L.P と Z Capital Partners, LLCが株式の過半数を取得し、取締役会に上記代表が加わった[3][4]

2012年9月1日、ニューウエイズジャパンの組織形態を株式会社から合同会社に変更した[5]

2013年7月、非公開投資会社・Z Capital Partnersが、SAC Capital Advisorsから持ち株を取得した。この結果、Z Capital Partnersがニューウエイズの多数株を占める支配株主となった[6]

2014年10月1日、ビジネス・デベロップメント&オポチュニティ統括本部担当の副社長であった大井盛夫がニューウエイズジャパンの社長に就任[7]

2023年3月、リーガル&コンプライアンス本部ディレクターの甲斐三晴が社長に就任[8]

ビジネスプラン

ニューウエイズビジネスの会員報酬プログラムは、会員が購入する商品価格に各会員に分配される報酬が含まれているが、ニューウエイズビジネスの報酬プログラムでは、会員が1ヶ月に購入する商品毎に付与されているポイントの合計が100ポイントを境に報酬分配計算方法が違うシステムになっている(1ポイント=130円)。

100ポイント未満はユニレベル方式で計算され、100ポイント以上はブレイクアウェイ方式で計算される二つの報酬計算方法を一体化したもので、ユニレベル方式とブレイクアウェイ方式の互いの利点を生かし欠点を補う報酬プランで、ハイブリッドプランと呼ばれている。

このニューウエイズビジネスで採用しているユニレベル+ブレイクアウェイのハイブリッドプランでは、MLM初心者には初期のハードルが低く報酬を得やすいプランであるとされる。

特に100ポイント以上での分配が行われるブレイクアウェイは、報酬計算対象範囲が大きく広がり高額な報酬が望めるとされる部分であり、自分の報酬対象となる会員が100ポイント以上の商品購入を行っていることが条件である。また、ブレイクアウェイは一定期間(通常は一会計年度期間)の実績で、次の一定期間の報酬対象範囲と報酬率が保証されるものだが、ニューウエイズハイブリッドプランのブレイクアウェイ部分は、一ヶ月毎の実績で該当月のみの報酬対象範囲と報酬率が決められている。


  1. ^ 旧ニューウエイズインク社では「Neways」を日本語で「ニューウエイズ」と表記し、「ニューウイズ」の表記は使用していない。
  2. ^ Bloomberg 『Golden Gate’s Neways Said to Weigh Options Including Bankruptcy』 2011年11月18日記事
  3. ^ 日本流通産業新聞 『ニューウエイズジャパン/投資会社5社が株主に/債務の株式化で負債を圧縮』 2012年3月07日記事
  4. ^ 月刊ネットワークビジネス 『ニューウエイズ ファンド2社が主要株主に資本構成を再構築 100億円の債務削減』 2012年3月22日記事
  5. ^ ニューウエイズ合同会社に社名変更しました
  6. ^ ニューウエイズ エンタープライゼス Zキャピタル社がニューウエイズの支配株主に
  7. ^ 〈来年4月導入「モデーア」の可能性〉ニューウエイズジャパン 大井盛夫社長/「消費者の価値観に応えることに専念したい」 |インタビュー |日本流通産業新聞 |日流ウェブ
  8. ^ モデーアジャパン/大井社長が退任/マクマナスGMがセールスなどを統括(2023年3月16日号)|NB |日本流通産業新聞 |日流ウェブ
  9. ^ ニューウエイズジャパン/「モデーア」オープンイベント開催/カスタマー獲得に向けた戦略を発表 |訪販 |日本流通産業新聞 |日流ウェブ
  10. ^ アメリカのライフスタイルブランド『モデーア』が、水質保全への支援を目的とし『ナショナル ジオグラフィック協会(アジア)』への寄付を発表 - モデーアジャパン合同会社のプレスリリース
  11. ^ モデーア/科学諮問委員会に新メンバー/栄養士のロバート・ファーガソン氏が就任 |NB |日本流通産業新聞 |日流ウェブ
  12. ^ コンプライアンスへの取り組み
  13. ^ 「JAPHICマーク」取得
  14. ^ [1]
  15. ^ 「おうちでご飯」フォトコンテスト
  16. ^ ファクトシート
  17. ^ 公式アプリiPhone版
  18. ^ 公式アプリAndroid版
  19. ^ 医療従事者および救急救命士に約1億円相当の製品を寄付するミリオンサンクスキャンペーンを実施
  20. ^ カンボジア井戸支援プロジェクト
  21. ^ 【ニューウエイズ特集】(8-8)
  22. ^ ECOキャップ プロジェクト
  23. ^ ニューウエイズプレスリリース
  24. ^ モデーア セルプルーフ エッセンシャルセットCM - YouTube
  25. ^ 5 Ways The 50 Fastest Growing Women-Run Businesses Survive The Coronavirus And Thrive
  26. ^ Modere CEO, Asma Ishaq, Named NutraChampion 2020 for Lifetime Achievement
  27. ^ Clean Beauty Awards
  28. ^ Collagen pioneer Modere takes top spot in WPO’s 50 Fastest List
  29. ^ ScienceBlog.com 『FDAはNeways製品のリコールを発表、危険性のある量の利尿薬が含まれているため。』 1993年11月13日記事
  30. ^ オーストラリア政府 製品安全リコール情報 2003年5月8日
  31. ^ マスカラが有害なバクテリア(緑膿菌)に汚染 2003年4月28日
  32. ^ 厚生労働省 輸入食品等の食品衛生法違反事例(平成21年度)8月 (44行目)
  33. ^ 医薬食品局食品安全部監視安全課 シアン化合物を含有する食品の取扱いについて
  34. ^ 月刊ネットワークビジネス 連載記事『ニューウエイズ「奪われた自由」』
  35. ^ ニューウエイズを元トップ会員が損害賠償求め提訴 ストックオプション問題がとうとう訴訟に発展 2010年8月12日記事
  36. ^ Deseret News 『Guilty plea for Neways on hormone』 2003年10月7日記事
  37. ^ Deseret News 『Neways founders sent to prison for tax evasion』 2006年9月14日記事
  38. ^ J-CASTニュース 『マルチ商法のニューウエイズ 会員がついたウソとトンデモ暴言』 2008年2月21日記事
  39. ^ 経済産業省 「特定商取引法違反の連鎖販売業者に対する業務停止命令について」平成20年2月20日
  40. ^ 朝日新聞 『うその勧誘で美容製品販売 米系「ニューウエイズ」処分』 2008年2月21日記事
  41. ^ 週刊粧業 「米ニューウエイズ、資本金構成の再構築で債権者と討議」2012年1月1日
  42. ^ 週刊粧業 「ニューウエイズジャパン合同会社、テリーホワイト社長インタビュー」2013年7月16日
  43. ^ ニューウエイズオンライン 「個人輸入製品に関するお知らせ」2015年11月





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