ヘリック共和国 主な所属人物

ヘリック共和国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/05 03:59 UTC 版)

主な所属人物

詳細はゾイドバトルストーリーゾイドリバースセンチュリー#主な登場人物ゾイドバトルカードゲーム#パイロットカードZOIDS妄想戦記#主な登場人物、アニメ「ゾイド -ZOIDS-#ヘリック共和国」を参照。ここではバトルストーリー、リバースセンチュリー、バトルカードゲーム、妄想戦記、アニメ以外に登場した人物を記す。

ヘリック・ムーロア
「戦闘機械獣の全て」に登場。中央大陸東部で栄えていた風族の族長にしてヘリック共和国初代国王[1][29][注 3]。当時より中央大陸で起こっていた風族を中心とする東側安保連合と地底族を中心とする西側領国連合との戦いを憂いた彼は秘かに中央大陸の北西に浮かぶ暗黒大陸に渡り、そこの民族を唆して中央大陸を攻めさせ、その混乱に乗じて西側連合と手を結んで暗黒大陸人を撃退することで両陣営の和平の足がかりを作り出した[2]。戦争終結後、中央大陸の全民族を統一してヘリック共和国を建国し、王となる。その後も民族融和を推し進め、同族の貴族、ジェナス家出身の女性との間にヘリックII世を、地底族の指導者ガイロスの妹との間にゼネバスをもうける[1]。ZAC1975年に逝去。その死の間際にてヘリックとゼネバスにかつての自身の策略を明かし、両者に手を取りあって生きていくように言い残した[1]
アイザック
ヒストリー・オブ・ゾイドの登場人物。ヘリック共和国軍中尉でアイザック戦闘大隊隊長。ZAC2018年の砂漠の戦いに従軍し、ゴドスに乗って戦った。その後、少将に昇進し、将軍に列され、共和国軍第一師団長に就任。ZAC2035年のブラッドロック戦役に従軍。ヘリック大統領の信頼厚く息子のケンドール(ブラッドロック戦役で戦死)の名付け親になってもらうほどであった。
乗機:ゴドス
ジョー・日ノ本
ヒストリー・オブゾイドおよび「戦闘機械獣の全て」の登場人物。太陽系第三惑星(地球)の宇宙探索・開拓船であるグローバリーIII世号の乗員の一人で乗員の中では最年少だった。乗員の反乱による惑星Ziに不時着の際、同行していた両親とはぐれてしまいヘリック共和国に引き取られた。ゴジュラスのパイロットであるターナーに勇気ある少年でメカに精通したところを見出されゴジュラスのパイロットとなる。格闘戦を得意とし、勇敢な戦いぶりから神風ジョーと呼ばれた。ZAC2032年のアルダンヌ会戦に従軍。帝国軍の猛攻に苦戦するバラン大尉の部隊をゴジュラスで救援した。
他にもコミック「ゾイド創世記」でも主役として登場している。
乗機:ゴジュラス
クローネンブルグ
ヒストリー・オブ・ゾイドの登場人物。太陽系第三惑星(地球)の宇宙探索・開拓船であるグローバリーIII世号の乗員の一人である科学者。グローバリーIII世号のエンジニアとして搭乗していたが、乗員の反乱による惑星Ziに不時着後、ヘリック共和国側に身柄を移されたが、自らの持つ科学力を見せ付けて共和国内での待遇を改善した。平和を望むヘリック大統領の意思に賛同し、自分の部下と共に共和国のための兵器開発を申し出て地球の様々な科学技術を提供した。この結果、ヘリック共和国および惑星Ziの科学力は飛躍的に進歩した。
ケンドール
ヒストリー・オブ・ゾイドの登場人物。ヘリック共和国軍中尉。共和国軍の歴戦の勇士アイザックの息子で士官学校第一期卒業生である。ZAC2035年のブラッドロック戦役で第7大隊を指揮。最も激戦と呼ばれたZAC2036年6月の「血の6月」においてゴジュラスに乗って戦い、レッドホーンを6機撃破する活躍を見せたが、戦いの最中、コクピットをレーザー砲で攻撃され重傷を負うが、その傷を省みず敵の指揮官機と一騎討ちを敢行。勝利を収めたものの、彼の乗るゴジュラスは敵味方共々一瞬言葉を失うほど大破しており、24歳の若さで生涯を終えた。
乗機:ゴジュラス
ターナー
ヒストリー・オブ・ゾイドおよび「戦闘機械獣のすべて」登場人物。ヘリック共和国軍中尉。ZAC2080年のレッドリバーの戦いにおいて砦の司令官を務める。かつての上官で戦いの師であったガンビーノ将軍率いる帝国軍特殊部隊の奇襲を受けるが、混乱した砦の守備隊に対して的確な指示で建て直す[30]。多数の損害を出すものの砦を守りきり、その功績を認められ[30]少佐に昇進[31]。地球人居住地へ見舞いに赴いた際は神風ジョーを見出し、彼をゴジュラスのパイロットにスカウト[31]。ZAC2032年には第2師団長を務めた[32]。ジョーが共和国兵士になった後、改造ゴジュラス第一号機の搭乗を推薦したのもターナーである[33][注 4]
乗機:ゴジュラス
バラン
「戦闘機械獣の全て」の登場人物。ヘリック共和国陸軍大尉。第2師団突撃大隊第3分隊長。ZAC2032年10月のアルダンヌ会戦に従軍。帝国軍の猛攻に苦しめられていたところを神風ジョーことジョー日ノ本のゴジュラスに救われる。
乗機:ゴルドス
フォンブラウン
ヒストリー・オブ・ゾイドの登場人物。ヘリック共和国空軍軍曹。鳥族の出身で第三攻撃隊所属。隊長のリヒトホーヘンが信頼する部下の一人で当時の共和国空軍主力戦闘機ゾイドペガサロスの操縦にかけては右に出るものはいないと言わしめたほどである。その操縦の腕を買われてサラマンダーのパイロットに選ばれ、それと同時にサラマンダーを配備した第一攻撃隊の指揮官に任命された。血を吐くような訓練の後、ZAC2035年のブラッドロック戦役に投入され、共和国軍に勝利をもたらした。
乗機:サラマンダー
ブラットリー
ヒストリー・オブ・ゾイドの登場人物。共和国軍の将軍で地球人の進言で作戦参謀となる。ZAC2029年、帝国軍に対しておとり作戦をしかけ、成功させる。このことによってヘリック大統領は彼の能力を高く評価しアドバイスを求め、共和国軍の軍事ドクトリンの近代化を推進した。
ブラントン
ヒストリー・オブ・ゾイドの登場人物。ヘリック共和国軍偵察部隊指揮官。グランチュラに乗り、敵中奥深く潜入し、様々な情報を持ち帰った。虫族の出身で感覚が鋭くまさに「生きたレーダー」というべき存在。後に電子探査師団の師団長に任命される。
乗機:グランチュラ
モーリス
ヒストリー・オブ・ゾイドの登場人物。ヘリック共和国軍少尉。ターボット山に作られた共和国軍レーダー基地の指揮官。虫族の出身で感覚が鋭い。独自の改造を施したガイサックを使用している。
乗機:ガイサック
リヒトホーヘン
小冊子「ゾイド情報HOBBY NEWS 5」およびヒストリー・オブ・ゾイドの登場人物。ヘリック共和国空軍中佐で第三攻撃隊隊長[34]。リヒトホーヘンの名は鳥族の族長名で彼は鳥族の王位継承者であった。偵察飛行、空中戦、首都防空など縦横無尽に活躍。その戦功によりヘリック大統領から公爵の称号を与えられ中佐に昇進。赤く塗られたペガサロスを愛機としブラディデューク(血まみれ公爵)と帝国軍から恐れられた[35]。なお、彼の戦績は出撃回数238回、撃墜数46機、地上メカ106機撃破(うち36機破壊、70機大破)の戦功、ヘリック金十字最高栄誉賞を5回、共和国勲一等赤日賞を5回受賞。ZAC2049年には貴族の称号であるサーを受けている[35]
乗機:ペガサロス
シュウ
小冊子「ゾイドグラフィックス」VOL.16~18の登場人物。本来は科学者として働いていたが、暗黒大陸の不穏な動きを知ってヘリック大統領に遠征派遣を進言し、そのまま暗黒大陸調査部隊の隊長として就任する。ガイロス暗黒軍との戦いに苦戦していたところに共和国から送られたガンブラスターを受領、以後それを愛機としてマッドサンダー師団を指揮することになる。デビルズメイズの戦いでシュテルマーのギル・ベイダーと激戦を繰り広げたとされるが、その後のストーリーに名前が出ることは無く、勝敗も生死も不明。同誌の解説ではホワイトロック戦役に従軍したアイザック少将の息子であり、ケンドール中尉の弟とされている。
乗機:ガンブラスター
バード
小冊子「ゾイドグラフィックスVOL.18」の登場人物。ヘリック共和国軍少尉。第一次大陸間戦争のデビルズメイズ攻略戦の折、シュウの命令でサラマンダーF²部隊を率いて空中からの強行偵察の任務を負うが、突如襲撃したシュテルマー操縦のギル・ベイダーの猛攻を受けて戦死した。
乗機:サラマンダーF²
エミュー・リノン
ゾイド製品に付属した小冊子「Zi-REPORT Vol.0」に記載されているゾイドバトルカードゲーム(ZBC)のルール補足説明に登場。ヘリック共和国軍の女性士官で階級は少佐。
ボビー・マックスウェル
ゾイド製品に付属した小冊子「Zi-REPORT Vol.0」の登場人物。ヘリック共和国軍少佐でライガーゼロのテストパイロット。任務に赴く度に厳しい状況に巻き込まれるため大嵐(ビッグストーム)との異名を持つ。悪天候の中、ライガーゼロの長距離走行テストを実行中、帝国軍のライトニングサイクスに襲われて窮地に陥るが、装甲を強制分離し、その際に脱ぎ捨てた装甲が周囲の岩場を破壊して足場が乱れた隙をついて追撃を振り切ることに成功した。
後にZBCGにも登場し、同ゲームではゴッドカイザーを愛機としている。
乗機:ライガーゼロ(タイプゼロ
ロック
ゾイド公式サイトに掲載されていたWEBコミック「バックスvsマヤ編」の登場人物。共和国軍閃光師団所属の中尉で、顔の左に大きな傷があるのが特徴。部下のバックスからは「おっちゃん」と呼ばれている。ブレードライガーをオーダーメイドでカスタマイズしたスラッシュライガーを愛機としている。暗黒大陸において進撃するマッドサンダーの護衛を務めていたが、ライガーゼロイクスとアンチゾイドコアウェーブを搭載したザバットの奇襲を受けて戦闘不能に陥るも、バックスの支援で窮地を脱した。
乗機:スラッシュライガー
ソニア
ゾイド公式サイトに掲載されていたWEBコミック「バックスvsマヤ編」の登場人物。共和国軍閃光師団所属の女性中尉で、右目の下に泣きぼくろがある。ブレードライガーをオーダーメイドでカスタマイズしたスナイプライガーを愛機としている。ロックと共にスナイプマスター部隊を率いてマッドサンダーの護衛を務め、主にスラッシュライガーの援護などに活躍したが、奇襲を掛けてきたライガーゼロイクスの攻撃で戦闘不能になってしまった。
乗機:スナイプライガー

注釈

  1. ^ 建国時から国名は「ヘリック共和国」であった[1][3][4]。しかしながら、2013年12月発売の「ハイエンドマスターモデル RBOZ-003 ゴジュラス」組立説明書の解説においては経緯が大幅に改変されており、中央大陸統一以前から存在した国家「ヘリック王国」がその前身であり、ヘリック二世の代でヘリック共和国に新政したとする設定がなされている。また、ハイエンドマスターモデルの設定解説を担当しているヤマザキ軍曹は書籍記事において、ヘリック王国が前身として存在し、共和国に移行した後でZAC1976年に分裂したと語っている[5]
  2. ^ 一方で、2016年12月に発売された「ハイエンドマスターモデル ゴジュラス・ジ・オーガ」の組み立て説明書においては、惑星Zi大異変によって共和国は「あらゆる文化・文明がリセット」されたとしている。また、同年8月発売の「ハイエンドマスターモデル アイアンコングプロイツェンナイツ」の解説においては大異変によって中央大陸は生活が困難なほどに荒廃したため、国家の移転のため西方大陸へ侵攻を行ったとしており、第二次大陸間戦争時代における同国の状況がかなり異なったものとなっている。
  3. ^ 大統領はII世の代に制定された
  4. ^ プラモデルキット「HMM RBOZ-003 ゴジュラス」付属解説書ではオーウェン・ターナーという名前で登場。神族の保有ゾイドである「ホワイドン」(ゴジュラス・アーリータイプ)の改良型一号機のテストパイロットになり、改良ホワイドン「ゴッド・ジュラ・ザウルス」(神のごときジュラニウムの竜)の名称を短縮し、「ゴジュラス」と命名したのがターナーであるとの説明がなされている
  5. ^ 古代ギリシャの聖域に由来する
  6. ^ 国境の橋争奪戦はマーケット・ガーデン作戦を映画化した「遠すぎた橋」をモデルにしているため、町名もオランダナイメーヘン市が語源となっている
  7. ^ ハドリアンウォールは同名の遺跡が地球に実在し、ハドリアヌスの長城として知られている
  8. ^ 地名はドイツおよびフランスの国境地帯にまたがるアルデンヌの森が語源
  9. ^ フランスノルマンディー地方が語源

出典

  1. ^ a b c d e f g h HISTORY OF ZOIDS 1985, p. 2-3.
  2. ^ a b Zi HISTORY FILE 2003, p. 020-021「2大部族戦争時代」
  3. ^ 戦闘機械獣のすべて 1986, p. 33.
  4. ^ Zi HISTORY FILE 2003, p. 024「部族統一時代」
  5. ^ グレートメカニックDX10 2009, p. 60-65.
  6. ^ a b c d HISTORY OF ZOIDS 1985, p. 6-7.
  7. ^ 公式ファンブック 2000, p. 78-81.
  8. ^ 公式ファンブック 2000, p. 4-5.
  9. ^ 公式ファンブック3 2002, p. 24.
  10. ^ a b c 「オフィシャルファンブックEX.01」『RZ-064 ゴジュラスギガ』トミー、2002年9月28日発売、付属冊子。
  11. ^ 電撃ホビーマガジン2002年12月号 2002, p. 144-145.
  12. ^ 『EZ-069 セイスモサウルス』トミー、2003年7月31日発売、組立説明書。
  13. ^ 「オフィシャルファンブックEX.08」『BZ-021 ジェットファルコン』トミー、2004年2月26日発売、付属冊子。
  14. ^ グレートメカニックDX19 2011, p. 70-71.
  15. ^ a b c d 公式ファンブック 2000, p. 46.
  16. ^ Zi HISTORY FILE 2003, p. 035「中央大陸戦争時代」
  17. ^ 公式ファンブック2 2001, p. 78.
  18. ^ 公式ファンブック3 2002, p. 82.
  19. ^ 公式ファンブック4 2004, p. 80.
  20. ^ 『RBOZ-006 ディバイソン』トミー、1988年4月発売、商品パッケージ。
  21. ^ 『EPZ-003 グレートサーベル』トミー、1988年6月発売、商品パッケージ。
  22. ^ 『シールドライガー・マークII』トミー、1988年7月発売、商品パッケージ。
  23. ^ 『ゾイドバトルビデオ』 製作:1989年 ZOIDS”. YouTube タカラトミーチャンネル. 2021年2月6日閲覧。
  24. ^ 公式ファンブック 2000, p. 12-13.
  25. ^ 公式ファンブック4 2004, p. 12-21.
  26. ^ 公式ファンブック2 2001, p. 26-27,46-47.
  27. ^ 公式ファンブック3 2002, p. 12-13,82.
  28. ^ a b ゴジュラスギガ特集!”. ゾイドオフィシャルショップ〜ゾイドコア・ドットコム〜. イー・ショッピング・トイズ株式会社. 2006年2月13日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2006年2月13日閲覧。
  29. ^ 戦闘機械獣のすべて 1986, p. 32.
  30. ^ a b HISTORY OF ZOIDS 1985, p. 8.
  31. ^ a b HISTORY OF ZOIDS 1985, p. 26-27.
  32. ^ 戦闘機械獣のすべて 1986, p. 18-19.
  33. ^ 戦闘機械獣のすべて 1986, p. 30-31.
  34. ^ HISTORY OF ZOIDS 1985, p. 41.
  35. ^ a b 『ゾイド情報HOBBY NEWS 5』トミー、1985年、小冊子。
  36. ^ ゾイドバトルストーリー4 1988, p. 53.
  37. ^ ゾイドバトルストーリー2 1987, p. 18-21.
  38. ^ 小学三年生1987年9月号 1987, p. 9-11.
  39. ^ 小学三年生1987年7月号 1987, p. 66-69.
  40. ^ ゾイドバトルストーリー3 1988, p. 31-36「中央大陸激戦地図年表」
  41. ^ 戦闘機械獣のすべて 1986, p. 16-31.
  42. ^ a b c 公式ファンブック2 2001, p. 1-7「西方大陸完全マップ」
  43. ^ 公式ファンブック3 2002, p. 20-21.
  44. ^ a b 月刊コロコロコミック2001年11月号 2001, p. 44-45.
  45. ^ 公式ファンブック4 2004, p. 10-11.
  46. ^ 公式ファンブック4 2004, p. 12-13.
  47. ^ 第7話参照
  48. ^ 第33話、および第34話参照
  49. ^ 第35話参照






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