ファイナルファンタジーVII
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1997年頃に、度々FMラジオ番組にゲスト出演していた植松伸夫によれば、終盤の展開は大作を作ろうとした結果、その飽和によってまとめきれなくなったものを無理矢理に形にして集約させたもので、スタッフ間ではあまり納得できた出来の作品ではなかったとのこと。そういった意識がかなり根付いていた様子を見せていた。
1998年のスクウェア新卒(大卒)採用向け会社資料「AWAKENING」は『FFVII』の開発スタッフによる開発秘話が中心となっている。
2001年頃、スクウェアの投資家向け発表資料などで『ファイナルファンタジーVII』・『VIII』・『IX』の3作をPlayStation 2に移植する計画の存在が明らかになったが、その後立ち消えになった。2005年5月のElectronic Entertainment Expoにおいて、PlayStation 3(以下PS3)用の技術デモとして本作のオープニングムービー等を再現した映像が公開された。しかし、ディレクターの野村によると、PS3への移植は難しいだろうとのことであった。またこの技術デモは、スクウェア・エニックス社内でPS3向けの新作『ファイナルファンタジーXIII』の制作を始めるきっかけともなった。なお、この映像の一部は『クライシスコア ファイナルファンタジーVII』のエンディングに使われている。
今作のプレリュードでは、伴奏においてディレイ部分の音量をかすかに聞こえる程度に下げて64分音符加算型ディレイを使用している。ディレイ部分だけが独立してクレッシェンドとデクレッシェンドが掛けられるのは初めてである。通常戦闘曲は、従来のFFシリーズで使われていたイントロがなくなった。同じく戦闘勝利時のファンファーレも、前作まで一貫して変わらなかった後半部分(経験値獲得画面)のメロディーも、『FFVII』の世界設定や雰囲気に合わせた現代風の曲調となっている。ただし、歴代FFシリーズの通常戦闘曲のイントロは「神の誕生」で使われている。
「片翼の天使」のバスコーラスを、スクウェア・エニックスの作曲家である浜渦正志が担当している。
平成9年度(1997年度、第1回)文化庁メディア芸術祭のデジタルアート(インタラクティブ)部門優秀賞受賞作品。
CESA大賞'97 大賞受賞。
『週刊ファミ通』など、ゲーム雑誌の読者人気ランキングの上位に位置し続けていた。なお『ファミ通』の該当ランキングは2006年をもって終了している。一方で、『クソゲー白書』などで行われている「面白くないゲームのランキング」にも登場している。
発売日の2日前である1月29日までにはゲームクリエイターに出回っており、実際に、当時セガCS3研の部長だった中裕司は発売日の2日前である1月29日には持っており、中裕司が柴田亜美に対して依頼したソニックチームへのサインを引き取りにやって来た際、柴田に対して「ところで今日とても良いモノを持ってるんだがそりゃもォみんなが見たがるような良いモノだ」として当ソフトを使用しており、柴田に対して音だけ聞かせてやるために画面を隠しながら「チョコボが音速で走っているぞ」と言っていた[47]。
注釈
- ^ 『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』広告用店頭配布小冊誌に本数の記述あり、シリーズ最高売上との記述もされているが、これはインターナショナル版を含めた場合である。
- ^ プレイステーション2以降になると、背景を1枚絵の静止画にせず「リアルタイム3Dにより美麗な背景を動かす」ことが出来るようになったため、FF7と同様の手法が使われた時期は、おおむねプレイステーション時代のみに留まる。しかし一方で、FF8~FF10などの作品では演出上、リアルタイム3Dでありながら「止め絵のようにカメラを固定して静止画のように見せる演出手法」や、家屋に入ると「3Dで作られた一枚絵の静止画」を使う手法なども併用された。後者は、家屋に出入りするたびにデータを読み込むと、待ち時間が長いことを避けるためである。
- ^ 人々の笑い声が流れていることから考えて、人類は滅びていないことが窺い知れるが、どの程度の文明が残っているのかは不明である。
- ^ このような設定は『IX』や『X』にも見られる。
出典
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- ^ 『ジャングル少年ジャン番外編 ドッキンばぐばぐアニマル』1巻[要ページ番号]
- ^ “FINAL FANTASY REMIX | ゲーム・ミュージック | ORICON NEWS”. 2021年5月21日閲覧。
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