ノブナガ・ザ・フール 用語

ノブナガ・ザ・フール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/09 19:09 UTC 版)

用語

世界観

東の星
無数の小国から乱立する群雄割拠の時代の真っただ中にある星。「ルネサンス」の起った西の星と異なり、技術レベルは依然低い。西の星との交易港であるタカマガハラからイクサヨロイが伝来、小型イクサヨロイなら東の星でも生産可能な体制が整いつつある。また、西の星から有力な武将に大イクサヨロイが送られたこともあり、戦の様式も変わりつつある。
西の星
古代文明を復活させた「ルネサンス」により急速な技術発展を果たした東の星の双子星。星を渡る星間船の復活や鎧型機動兵器(イクサヨロイ)の開発など、超古代技術を復活させ、東の星と交易を行う一方、戦乱の規模も拡大。西の星全土を巻き込み様々な領主が相争う大戦が勃発した。この大戦で頭角を現したのがアーサー王であり、アレクサンダーと協力して領土を次々と手中に収めた。また、アーサーに協力を申し出た西の星の有力者たちは、後に「円卓の同志」のメンバーとなる。
龍脈
西の星や東の星の大地に流れる自然エネルギー(レイライン)。イクサヨロイのエネルギー源で(絶えず機体に龍脈が流れ続けるために、長時間稼動させるとオーバーヒートする恐れがある[7])、神器の力は龍脈のクオンタムフィールドから引き出される。東の星の龍脈は「ゴルディアスの結び目」と呼ばれる結界で守られている。なお、西の星の龍脈は科学力の発展の代償から、不安定で枯渇しかかっており、作中でのドンレミ村の崩壊など危機が迫っている。それゆえにアーサー王は12の神器を集めて聖杯を現出させようと目論んでいる。

地名・施設

タカマガハラ
東の星の標高4300mに存在する中立地帯。龍脈の集う「聖なる地」と呼ばれ、西の星と東の星を繋ぐ唯一の場所。ヤマタイ国とは最も盛んに交流している。龍脈が荒れ狂うためにイクサヨロイは運用できないとされているが、第10話においてはクオンタムコンデンサーや龍脈制御用端末を使って龍脈を1か所へ集めることで、イクサヨロイを運用可能とした。
アマノハシダテ
かつて東の星と西の星を繋いでいた星間移動装置。古代文明の遺産で、西の星での呼び名は「ヘラクレスの柱」。ジャンヌの故郷、ドンレミ村の地下に埋もれていた。ヒミコの神器の力により長き年月を経て再び起動する。東の星の起点は、龍脈が集う聖地・ヨモツヒラサカにあり、装置は湖の底に沈んでいる。
パレ・ナトゥーラ
西の星でアーサー王と円卓の同志が集う空中神殿(宮殿)。西の星の全域に張り巡らされたクオンタムラインで制御する龍脈の流れを統括する拠点でもある。頂上部には天文台があり、その下にアーサーの玉座と円卓が置かれている。神殿の周囲には発展を遂げた商業区画や工業区画、大聖堂などが立ち並ぶ。

技術・兵器

イクサヨロイ
本作に登場する人型機動兵器の呼称。鎧型の機動兵器で、東の星と西の星で使われている。小型、中型、大型の3種がある。「#イクサヨロイ」の項も参照。
神器
イクサヨロイをパワーアップすることができるオーパーツ的アイテム。古代文明が残した産物で、現在の技術では再現不可能。「#イクサヨロイ」の項も参照。

その他の用語

円卓の同志
西の星を統一するアーサー王とアレクサンダーに協力を申し出たとされる神器使い。「円卓の同志」に名を連ねるものは「有資格者」とも呼ばれる。なお「円卓の同志」という呼称であるが、イントロダクションノベルでは「円卓の騎士」と表記があり、どちらが真実かは不明である。
ペルフェクタ
チェーザレ・ボルジアが研究していた不死の人間(ホムンクルス)。心臓が無くとも生き続ける人のことを指す。アーサーに洗脳されたカエサル曰く、近くおとずれるであろう世界の終わりを、世界人類全体がペルフェクタとなって乗り越え、その後に理想郷を築くというのがアーサーの目的であるとのこと。ただし、ペルフェクタとなった人間は生前の記憶と感情をすべて失う。第22話にてハンニバル、シャルルマーニュ、チャンドラ・グプタ、マキャベリ、ブルータス、ネルの6名がペルフェクタとして登場した。

注釈

  1. ^ アニメ第1話では、ノブナガやジャンヌが本能寺の変魔女裁判火刑といった史実上の自身の死を何度も夢で見ていることが描かれ、現実の歴史と無縁な並行世界ではなく、何らかの繋がりを持つ世界であることが暗示されている。
  2. ^ 龍脈のクオンタムの流れを使った「未来予知」、「先読み」のこと。ただし、人間の意思や決断で変動するため、精度は定かではない。
  3. ^ 住んでいた村がタケダ軍に襲われ、雑兵が乗る小型イクサヨロイに下半身を踏み潰されるという凄惨な最期となっている。
  4. ^ 漫画版ではギネヴィア・レオデグランスという名前で、物語のキーパーソンとなっている。

出典

  1. ^ a b 河森正治監督の新企画第1弾「ノブナガ」多次元プロジェクト「The Fool」始動”. アニメ!アニメ! (2013年3月21日). 2013年11月8日閲覧。
  2. ^ a b 多次元プロジェクト“The Fool” 第1回作品 「ノブナガ・ザ・フール」公演リポート”. a-ticket (2013年12月20日). 2014年1月6日閲覧。
  3. ^ 月刊ニュータイプ』2013年12月号、KADOKAWA、2013年11月9日、32頁。 
  4. ^ a b アニメージュ』2014年1月号、徳間書店、2013年12月10日。 
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 『オトナアニメ Vol.32』洋泉社、2013年12月27日発行、145頁、ISBN 978-4-8003-0284-7
  6. ^ a b c d e f g h i 『グレートメカニックDX.28』第28巻、双葉社、2014年3月、56-63頁、単行本 ISBN 978-4-575-46480-1 
  7. ^ 『グレートメカニックDX.27』第27巻、双葉社、2013年12月、単行本 ISBN 978-4-575-46478-8 
  8. ^ a b 河森正治総監督「ノブナガ・ザ・フール」 Live Voice出演に宮野真守、日笠陽子、櫻井孝宏発表”. アニメ!アニメ! (2013年7月1日). 2013年11月8日閲覧。
  9. ^ 宮野真守さん、櫻井孝宏さん、梶裕貴さんら人気声優陣が登場! ノブナガ・ザ・フール第1回公演「act.1~乱の胎動~」公式レポートをお届け!”. アニメイトタイムズ. (2013年12月12日). 2018年11月6日閲覧。
  10. ^ 宮野真守さんら声優陣も出演した舞台「ノブナガ・ザ・フール 第2回公演“act.2 ~乱の恋人~”」 (昼公演)より、公式レポートが到着! 第3回公演開催も大発表!”. アニメイトタイムズ. (2014年4月22日). 2018年11月6日閲覧。
  11. ^ 7月20日に開催した舞台「ノブナガ・ザ・フール第3回公演“act.3 ~最後の晩餐~”」より、公式レポートをお届け!”. アニメイトタイムズ. (2014年8月13日). 2018年11月6日閲覧。
  12. ^ デイリースポーツonline (2013年12月19日). “現役タカラジェンヌが声優挑戦”. https://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2013/12/19/0006582766.shtml 2014年1月5日閲覧。 
  13. ^ アキバ総研 (2014年1月15日). “TVアニメ「ノブナガ・ザ・フール」、宝塚歌劇団宙組・七海ひろきの声優参加経緯が判明! 取材で舞台を観た河森正治が抜擢”. http://akiba-souken.com/article/anime/18883/ 2014年1月16日閲覧。 
  14. ^ TOKYO ANIME NEWS (2014年1月18日). “茅原実里さんによる生ライブも行われた「『ノブナガ・ザ・フール』先行上映会 ~愛よ、世界を破壊せよ~」イベントレポート!”. http://tokyo-anime-news.jp/?p=19889 2014年1月18日閲覧。 
  15. ^ 4/30にシングル2タイトル同時リリース決定!!”. JAM Project Official Website (2014年2月11日). 2014年2月11日閲覧。





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