ディダケーとは? わかりやすく解説

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ディダケー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 02:47 UTC 版)

ディダケー、(12使徒の遺訓、コイネーギリシア語: Διδαχή)は、教えを意味する、初期キリスト教の論述である。12使徒の教えと伝えられるが、多くの学者によってシリアにて1世紀後半または2世紀頃に成立した文書と考えられている。[1] [2]文書は最初のカテキズム教理問答)と見なされ、洗礼バプテスマ)と聖餐、キリスト教の組織についての三つのおもな項目からなる。全篇で16章あり、1-6章は「生命の道」と「死の道」の2つの道に分けて信仰と倫理を教えている。7-15章は教会規定であり、バプテスマ、断食、主の祈り、聖餐の理解や監督・執事・預言者、教師について、また主の日について書かれている。16章は共観福音書の小黙示録に似た終末論について書かれている。[2]


  1. ^ Cross, edited by F.L. (2005). The Oxford dictionary of the Christian Church (3rd rev. ed.). Oxford: Oxford University Press. p. 482. ISBN 978-0192802903. https://books.google.com/books?id=fUqcAQAAQBAJ&vq=didache&source=gbs_navlinks_s 2016年3月8日閲覧。 
  2. ^ a b 『キリスト教大事典』教文館、1968年、516頁。


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