タバコシバンムシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 16:44 UTC 版)
飼育
防除のためなどの研究に際して実験室内で飼育・繁殖を行う際には、最も好み生育のよい餌資源である穀類を餌に用いるが、硬い粒のままでの穀類では若齢幼虫の死亡率が高くなるので、穀粉、あるいは粉砕した穀物を用いるのがよい。例えばトウモロコシ粉を乾熱滅菌したものに8%の乾燥酵母を加えてよく混ぜたものが用いられている。これを容器の底に入れて平らにならして押し固め、繭から脱出してから4日以内の成虫を放つ。飼料の上に波形に折った濾紙を重ねて置いておくことで、羽化した新世代の成虫を濾紙ごと容易に取り出すことができる。
参考文献
出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。 |
- 河野昌弘(1991)タバコシバンムシ, 昆虫の飼育法, 社団法人日本植物防疫協会 p.236.
- 酒井雅博(1995)シバンムシ, 家屋害虫辞典, 井上書院 p.266-p.279.ISBN 4-7530-0091-5
外部リンク
- タバコシバンムシ ― 名古屋市衛生研究所 身の回りの 『むし』 たち -web昆虫図鑑- (幼虫などの写真)
固有名詞の分類
- タバコシバンムシのページへのリンク