スタジオ・ライブ 概要・沿革

スタジオ・ライブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 02:58 UTC 版)

概要・沿革

TCJ映画部(後のエイケン)の作画出身の芦田豊雄虫プロダクションを経て1976年7月に「有限会社スタジオ・ライブ」として設立し、1994年12月に株式会社に改組した。設立当初は作画専門スタジオであったが、後にプリプロダクション(企画、キャラクターデザイン演出脚本)、制作元請にも関わるようになり、自社所属のアニメーターを各社へ出向の形で派遣している。

同社はアニメーターを中心に抱えた制作会社であり、仕上・撮影・制作担当のスタッフは在籍していない。従って、制作元請を行う場合は、他社との共同制作あるいはグロス出しで制作を行っている。

初期の参加作に『UFO戦士ダイアポロン』(エイケン)がある。その他、サンライズマッドハウススタジオコメット葦プロダクション(一時期プロダクション リード)などの作品に多数参加している。

制作に参加したテレビアニメ美少女戦士セーラームーン』の21話はアニメスタジオを舞台とし、登場するゲストキャラクターの松野裕美と只下和子の名前は、当時在籍していたスタジオ・ライブのメンバーの名前が元となっている。

1987年、本社を東京都練馬区江古田から同区平和台へ移転。2002年、本社を現在の東京都板橋区若木一丁目19番3号開進工業ビル2F-EASTへ移転。

2011年、初代社長であった芦田は病気療養のため社長の職を神志那弘志へ委譲し、会長に就任。同年7月23日に死去。現在、会長職は空席となっている。

2016年、ニコニコ生放送(ニコ生)の有料チャンネルとして「スタジオ・ライブ☆チャンネル」を設立。このチャンネルは2019年11月に終了したが、同年同月より定額制クラウドファンディングを利用し資金を得、ニコ生チャンネル時代に生まれたオリジナルキャラクターを使い同社初となる完全オリジナル作品を制作するという構想を公表している[1]


  1. ^ スタジオ・ライブが、完全オリジナル作品制作に向けた定額課金制のクラウドファンディングを開始”. ファミ通.com (株式会社KADOKAWA Game Linkage) (2019年11月26日). 2019年11月27日閲覧。
  2. ^ グレネーダー ~ほほえみの閃士~ :作品情報”. アニメハック. 2020年6月5日閲覧。
  3. ^ iichiko story episode 2 「野の花は海へ」”. 三和酒類株式会社. 2022年7月29日閲覧。


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