ザック・ワイルド
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音楽性
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最も尊敬するギタリストはランディ・ローズであるが、オールマン・ブラザーズ・バンドやレーナード・スキナードなど、ブルースやカントリー(サザン・ロック)などからの影響も大きく、ペンタトニック・スケールを基調としたブルース色の強い、豪快な演奏が身上である。
デビュー当初、オジーオズボーンのギタリストとしての活動が中心であった時期はバリバリのロックギタリストとして知られていたが、オジーオズボーンバンドの脱退時に結成した プライド&グローリー では、ブルースやカントリー(サザン・ロック)などの要素を多分に含んだ楽曲を発表した。
デビュー当時から、ベルボトムを穿き足を大きく開き、長い金髪を振り乱し、仁王立ちして威風堂々とギターを弾く姿が彼のスタイル。揺れ幅の大きいビブラートやパンチの効いたピッキング・ハーモニクスが大きな特徴。また、チキン・ピッキングと呼ばれる、ピックと他の指を同時に使って演奏するテクニックに長けており、彼の大きなトレードマークとなっている。
その他、影響を受けたギタリストとして雑誌のインタビューに、ジミ・ヘンドリックスやエドワード・ヴァン・ヘイレン、マイケル・シェンカー、アル・ディ・メオラ、ジミー・ペイジ、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、トニー・アイオミ、ロビン・トロワー、フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュなどを挙げている。
ギターのチューニングは変則チューニングを多用する。一般的な全弦半音下げに止まらず、全弦一音下げ、全弦二音下げなども珍しくない。一番低いものでは、6弦のみではあるが四音半下げ(E音=ミをG音=ソまで下げるチューニング)で弾いている曲もある。
ギターのみならず、ソロ作ではボーカルも取る。また、幼少期にピアノを習っていた事があるためレコーディングやライブでも演奏することもあり、実際にオジー・オズボーンの『Dreamer』やBLSの『In This River』のPVなどでピアノを弾く姿を観ることが出来る。オジーの『ブラック・レイン』(2007)では、キーボードも務めた。
- ^ ザックに応募を勧めたのは、当時ガールフレンドだった現夫人で、この頃ザックは、ガソリンスタンドで働いていたという。オジーは、当初ザックのテープを聴き、「ただのランディのコピーだ」と捨て置いたが、当時バンドのドラマーだったランディ・カスティロの勧めにより、オジーはザックをオーディションに呼ぶことにしたとされる。
- ^ 彼は、ビール好きなことでも知られている。実際、ライブの最中もアンプの上には「水分補給のためのビール」が置かれている事が多い。「黒ビールが好き」とも雑誌のインタビューで語っている。本人曰く「日本のビールは最高」らしい。日本のビールの中ではサッポロビールの黒ラベルが一番のお気に入りで、これが「Black Label Society」というバンド名の由来となった。
- ^ ザック・ワイルド、Wylde Audioギター誕生 BARKS 2016年1月29日 2017年3月9日 閲覧
- ^ ザックは本来、ピックアップ(ギターの弦振動を電気信号に変換する部品)はアクティブ(電池を使用する)タイプのものを愛用するが、それにも関わらずパッシブ(電池を使用しない)ピックアップを搭載した、DEANのダレルモデルを使用しているあたりに、ダレルに対する敬愛の深さを窺い知ることが出来る(現在はEMGピックアップに交換されている)。また、この縁でDEAN社からもモデルギターが製造されるようになり、新たにSGとフライングVを掛け合わせたシェイプを持った「SGV “Muddy Bullseye”」が製造された。なお、このモデルにもサークル模様とEMGピックアップという一連の使用が施されている。
- ^ これは、現在もステージ上に置かれているが、実際に本人が使用しているのは、舞台裏に置いてある1980年代のマーシャルJCM800である。
- ^ YOUNG GUITAR 2017年11月号 24~25p
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