オープンアプリプレイヤー 特徴

オープンアプリプレイヤー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/11 13:58 UTC 版)

特徴

MNPに向けての他キャリア対策の一環として、自作アプリが使用不可能であるBREWの欠点を補うために導入された。逆に、公式コンテンツプロバイダに対してはOAPで動作するアプリの開発を認めておらず、EZアプリ(BREW)上でのアプリ開発を促す方針[8]

OAPはオープンアプリを再生するためのプレイヤー(再生装置)という位置づけで開発されたEZアプリ(BREW)である。au携帯電話はチップセット、OS等がほぼQUALCOMM製に統一されており、動作速度以外では携帯電話間での差が少ない傾向にある。特別な仕様を採用していない事もあり、広くCLDC1.1/MIDP2.0準拠のアプリが動作すると考えられる。

主なスペックは

  • テンキー(0~9、*、#)だけでなく、方向キー、決定キー、4つのソフトキーにも操作を割り当てることができる(ソフトキーはおおむね「アプリ」「アドレス帳」「メール」「EZweb」のボタンに設定される)。
  • 最大30タイトルのオープンアプリをダウンロードできる。
  • Jadサイズ6KB Jarサイズ300KB レコードストア32KB
  • 画面サイズは、240×268ドット(フルスクリーンモード時は240×296ドット)
  • 再生可能な音源は、SP-MIDI(×4)、ToneSequence、ADPCM(×4)
  • 再生可能な画像は、PNG(2値透過のみ)、JPEG
  • HTTP/HTTPS通信が可能。TCP/UDPパケット通信はできない。1日3MBの通信量規制がある。

となっている。

2008年春モデルの一部の機種では、一部機能がバージョンアップされ、バージョン1.1になった。

  • WQVGAサイズに対応した。(240×376ドット)
  • EZウェブのコンテンツよりオープンアプリに対して、パラメータを引き渡しての起動に対応した。
  • 電界強度の取得に対応した。
  • 電池残量の取得に対応した。
  • メモリカード有無の取得に対応した。
  • 自らのJadファイルについて、ダウンロード元URLの取得に対応した。
  • オープンアプリの外部メモリへのバックアップに対応した。[9]

技術的な詳細仕様がKDDIのEZファクトリーにて公開されている。


  1. ^ https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1008/31/news085.html
  2. ^ a b c d e f g h i EZアプリ(J)として
  3. ^ 例:PLY(TSX04)SA001T003等。
  4. ^ 例:SH005AQUOS SHOT SH006等。
  5. ^ 例:CA005S003beskey等。
  6. ^ 例:CA006S006等。
  7. ^ KDDI、Javaで開発できる「EZアプリ (J)」を来春に追加
  8. ^ KDDIに「オープンアプリプレイヤー」を聞く 再びauがJavaアプリを導入した真意とは
  9. ^ ただしKCP+搭載機種に限られる。なお、バックアップしたアプリの復元は、同一電話番号の端末に限り可能。


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