アンニョンハシムニカ・ハングル講座
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各講座の中で、開始から終了まで唯一テレビとラジオで同じタイトルにより放送された講座である。2008年度からはテレビとラジオで講座が分かれ、テレビは『テレビでハングル講座』、ラジオは『まいにちハングル講座』に改められた。なおラジオ講座については、新番組で従来の応用編に相当する講座が放送されなかったため、『アンコール ハングル講座』というタイトルでラジオ講座が2008年度に再放送された。
番組名について
朝鮮語講座放送の構想自体は、1960年代以降からすでにあったが、朝鮮半島が南北(大韓民国(韓国)・朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に分断されていることから、タイトルを『韓国語講座』とするか『朝鮮語講座』とするかで局内外の意見が分かれ、実現までにかなりの時間を要した[1]。
この番組名から「ハングル語」という誤称が生じたが、「ハングル」とは朝鮮語の表記に用いられる文字表記の名称であり、言語の名称ではない。また、同様の理由で「ハングル会話」や「ハングル語」という言葉はありえないため、教育テレビの他言語講座番組が『○○語会話』に改称されてからも『ハングル会話』や『ハングル語会話』などとすることができず、唯一『講座』という言葉を用いた。
また、番組内では、朝鮮語ないし韓国語という表現は使用せず、「この言語」と表現し、中立性を確保した。
この番組名が「ハングル」という名称を用いるようになったため、これ以降「ハングル文法」、「「ハングル」能力検定試験」など、「ハングル」と称する書物などが増えた。
またこの番組が放送を開始して以来、前述したように「ハングル」と称する書物などが多く出版されたが、これらはほぼ全て実際に韓国国内で使用される「韓国語」である[要出典]。ただし「ハングル」能力検定試験は、南北どちらかの正書法に統一されていれば正解となる。
テレビ講座
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放送時間
いずれも日本時間。
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内容・出演者
韓国の架空のホテル「グランドハングル」に仕事のためやって来た嵯峨が、ホテルの「ハングルマスターツアー」を通してハングルを学んでいくという設定。スキットはホテルが考案したツアープランの紹介VTRとなっている。他の外国語講座とは異なり序盤の3回にはスキットがない。序盤は文字と発音の解説に重点を置いているためである。9月で一旦全過程が終了し、嵯峨は帰国すると見せかけたが帰国せず。その後もホテルに滞在し続けている。これらはあくまでも設定であり、韓国で収録が行われているわけではない。
10月からの後期では、「ハングルマスターツアー」の復習をはさむ形で、「リレー作文」のコーナーが新設され、嵯峨とジュヨンがストーリーを創り、スケッチブックに書き込む(ストーリーの進行状況は各回の最後に発表)。文化コーナーの直前には、「30秒単語」のコーナーが出来、毎回のテーマに基づいた単語をジュヨンと嵯峨が紹介する。
文化コーナーとなる後半10分は、前期は「リレー・リポート」で韓国文化や催しなどの紹介したりするほか、俳優・監督へのインタビューと「ことばの贈り物」で公共CMや映画・ドラマのセリフなど月替わりのテーマから、応用表現を学ぶ。
後期は、「ことばの贈り物」に加えてBS2で放送している「春のワルツ」からセリフを紹介し、表現を解説するコーナー「春のワルツ~フレーズで味わうドラマの世界~」が新設された。
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文字と発音など基本を2回で学んだ後、第3回からはオリジナルミニドラマ「君、風の中に」をもとに学ぶ。文化コーナーでは俳優、監督へのスペシャル・インタビューのほか、前期は第3,4週「会話の究極奥義」で会話の中から生まれる面白い表現や、日本語での表現との違いを紹介した。後期は前期に続きスペシャル・インタビューが随時あるほか、第1,2週に「Ryuと歌おう」と題し倉本がピアノを弾き、Ryuが韓国の童謡などを歌うコーナーや、第3週は12月まで「会話の究極奥義」の復習、1月からは「キム・ジナのソウル物語」として講師のキム・ジナがソウルの情報を紹介、第4週は「現場から」と題し、日韓交流のやりとりの現場を紹介した。
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架空のハングルカフェ、ミ・サラン(미 사랑)が舞台。吉田君が出演するミニドラマ「楽しい我が家(우리집 만세)」から1フレーズ(後半は2フレーズ)を抜き出して発音練習、講師の文法解説、作文練習を行う(GO!GO!50)。その後、このフレーズに関するアドバイスを笛木が韓国で収録したビデオで行う(笛木優子のワンポイントアドバイス)。カフェのマスター、パク・トンハが韓国に関係するお茶、デザートなどを出す休憩コーナーを間にはさみ、応用的な文法解説を講師が行う(もっとGO!GO!)。最初のミニドラマをハングル字幕のみで再度流した後、韓国の文化を紹介するコーナー(笛木優子の찾기찾기)、講師の解説による応用編(ハングル名人への道)があり、最後に韓国に関連する人物のインタビューや映画・ドラマの紹介をするコーナー(イマコレ)が構成された。
- 講師(カフェの常連客)
- 小倉紀蔵(東海大学外国語教育センター助教授(当時)、現在[いつ?]は京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
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- ^ 「サンドゥルパラム そよ風」『現代コリア』第295号、現代コリア研究所、1989年9月15日、 2 - 3頁、 NDLJP:7958445/3。
- ^ 木曜日と土曜日に前年度の再放送があった。
- ^ 土曜日に前年度の再放送があった。
- ^ 土曜日と月曜日に前年度の再放送があった。
- ^ 日曜日と月曜日に前年度の再放送があった。
- ^ 水曜日と木曜日に前年度の再放送があった。
- ^ キム・ジュヨンとじゅよんは同一人物(2007年に芸名を改名した)。
- ^ この講義で阿部は韓国へロケ取材に行き、Jリーグのヴィッセル神戸に以前所属したチェ・ソンヨンを訪れた。これがきっかけとなり、阿部はチェと2003年に結婚した。その後チェは再びJリーグクラブへ移籍し、横浜FCとザスパ草津に在籍した。
- ^ a b 「NHKトピックス」『放送教育』第39巻第2号、日本放送教育協会、1984年5月1日、 90 - 91頁、 NDLJP:2340859/46。
- 1 アンニョンハシムニカ・ハングル講座とは
- 2 アンニョンハシムニカ・ハングル講座の概要
- 3 ラジオ講座
- 4 外部リンク
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