のだめカンタービレの登場人物 大学関係者

のだめカンタービレの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 06:42 UTC 版)

大学関係者

江藤 耕造えとう こうぞう
演 - 豊原功補、声 - 中井和哉
4月6日生まれ、牡羊座、血液型O型、身長175cm。
桃ヶ丘音楽大学ピアノ科教授。大阪府出身で関西弁の熱血教授。
単なる見かけ倒しではなく、実際に有能で権力もあり[注 6]、担当するのは優秀な学生のみ。そのレッスンは「エリート専門江藤塾」と呼ばれ、ハリセンを手にしたスパルタ指導で、どれだけ優れた学生だろうと罵詈雑言を浴びせることからも、学生から恐れられている。また、その中で優秀と感じた学生には自宅に連日泊まらせてのレッスンを行う。あだ名はそのまんま「ハリセン」。千秋のピアノ科担任であったが千秋に見限られ、谷岡と担任交代して指導したのだめには拒絶されたためハリセンを捨て、指導スタイルを変えた。のだめのコンクール参加の際は、彼女のたっての希望もあり自宅での指導をしていた。
のだめ曰く「のだめと千秋のボケとツッコミ」という日本のエスプリの師。
江藤 かおりえとう かおり
演 - 白石美帆、声 - 平松晶子
江藤の妻。初登場時38歳。
かつて声楽をやっており、のだめがコンクールで着用したど派手なドレスは全て彼女のお下がりである。「未だに耕造さんが花しょって見えるときがある」と自分で話すくらい、夫とは今でも相思相愛。夫のスパルタ教育で疲れた教え子を優しく陰で支えている。
谷岡 肇たにおか はじめ
演 - 西村雅彦、声 - 小形満
桃ヶ丘音楽大学ピアノ科教授。
主に落ちこぼれを担当すると言われ、彼の生徒になっただけでへこんでしまう学生も多い。しかし実際には実力主義に固執した生徒に、「音楽を楽しむ心」を取り戻させることができる稀有な存在。人は良いがいまひとつやる気に欠ける(本人曰く「やる気のない生徒にやる気を出させるほど、やる気のある教師ではない」)。
元のだめの担任で、江藤と決別した後の千秋の担任でもある。しかし、生徒が実力をつけるに越したことはないという考えは持っており、のだめとは息の合ったレッスンを行っていたが、担任の座をあっさりと江藤に明け渡してしまった。
桃平 美奈子ももだいら みなこ
演 - 秋吉久美子/青年期:稲葉瑠奈、声 - 一城みゆ希/学生時代:藤村歩
桃ヶ丘音楽学園の理事長。海外に行けない千秋を気にかけていたが、シュトレーゼマンと異なり、のだめの才能に気付けなかった。
若い頃は海外で活躍し、「東洋の宝石」と呼ばれ、美貌の天才ピアニストと謳われたが、指の病気を患いピアノを断念。日本に帰国後、作家と結婚するが後に離婚。
昔シュトレーゼマンとささやかなロマンスを繰り広げたことがあるらしく、彼が指揮者を目指すきっかけを作った。2人は現在でも親交があり、「フランツ」「ミーナ」と呼び合っている。また、かつてカイ・ドゥーンとシュトレーゼマンの間で彼女をめぐる死闘があったという話を聞いた千秋は、「魔性の女」と心の中で称していた。千秋を気にかけつつも、ちょっかいを出そうとしていたシュトレーゼマンに「手を出すな」と言ってペーパーナイフを投げつけたことがある。
桃平 沙夜子ももだいら さよこ
声 - 足立友
理事長の妹。
理事長と顔つきがそっくりで、その担当の姉から代理を頼まれるほどだが、対照的に体は太っており、「理事長デブ疑惑」浮上の一因となった。峰パパと仲がよく、姉を呆れさせるほどしょっちゅう学園のツケにして裏軒で食べ、10人前完食を達成したことも。
多賀谷 彩子たがや さいこ
演 - 上原美佐、声 - 生天目仁美[1]
4月7日生まれ、牡羊座、血液型A型、身長157cm、神奈川県出身。
千秋の元彼女。多賀谷楽器社長令嬢。声楽家を目指すお嬢様。
美人で優秀だがプライドが高く、千秋に言わせれば「底意地が悪い」。別れた後も千秋に未練があり、スランプに入ったこともあって、何度も音楽を棄てようと思ったこともある。しかしライバルの菅沼が学祭のオペラで、そんな自分の姿をモデルにして浮気女を演じたことを知り、みっともない自分を認めて開き直った瞬間、スランプから脱し、再び歌に生きることを決意するきっかけとなる。
菅沼 沙也すがぬま さや
演 - 井上佳子、声 - 新井里美
彩子の同級生。思いがけず彩子の欲しがっていた役を奪ったことから、猛烈な嫌悪感やライバル意識を持たれていて、「ブー子」と呼ばれている。
初登場時はかなりの巨体だったが、テノールで首席の山本君に恋をしてからはダイエットに励み、少しスリムになった。千秋に未練たっぷりな彩子をモデルに、学祭で(彩子曰く「見ていて恥ずかしくなるぐらいイヤらしい」)ドラベッラを演じ、千秋に「小さな枠に収まりきらない演技力がある」と評される。番外編では、体重は元に戻り、押コン声楽部門第2位になって(1位はなし)、白薔薇歌劇団の主宰を務め、R☆Sオケとの共演で「魔笛」のパミーナ役を評価されて専門歌劇団への就職を決め、白薔薇歌劇団は解散となった。
石川 怜奈いしかわ れいな
演 - 岩佐真悠子、声 - 千葉紗子
のだめの友人。ピアノ科在籍。
学祭の仮装Sオケではピアニカで参加。桃ヶ丘音大卒業後はレコード会社に就職。
田中 真紀子たなか まきこ
演 - 高瀬友規奈、声 - 比嘉久美子
のだめの友人。ピアノ科在籍。
いつものだめに昼食を狙われている。Sオケの定期公演以来、峰のファンになる。学祭では彼の仮装のデザイン案を出すも却下されてしまう。学祭の仮装Sオケではピアニカで参加。桃ヶ丘音大卒業後は居酒屋でアルバイトをしている。
中村 みどりなかむら みどり
声 - 森夏姫
ヴァイオリン科教授で峰の担任のオールドミス
裏軒のパフェが好きで、あだ名はそのまま「パフェ」。ヘアカラーを多用して若作りし、イケメン学生が大好き。小田切たちと「教授トリオ」を結成し、峰の実家とも知らずに裏軒で峰やSオケの悪口を言っている。
小田切 次郎おだぎり じろう
声 - 最上嗣生
ピアノ科教授。おにぎりの海苔のようなバーコード頭で、あだ名は「おにぎり」。「教授トリオ」のひとり。
パフェこと中村みどりに想いを寄せている。
教授
「教授トリオ」の中で一番影が薄いが一番の権力者。
Sオケの廃止・存続の決定や、生徒の進級・卒業に関する権限を持っている。
早川 有紀夫はやかわ ゆきお
演 - 諏訪雅
指揮科の学生。
大学在学中にドイツ留学してヴィエラに師事。そのため千秋からは一方的にライバル視され、太っているため陰で「ハム」「ソーセージ」と呼ばれている。声楽家の母がおり、その縁で彩子とも親しい。
カイ・ドゥーン
演 - ジョン・ヘーズ、声 - 斧アツシ
ドイツ人。ベルリン弦楽四重奏団の一人で、清良のバイオリンの師匠。元ベルリン・フィルのコンマス。
シュトレーゼマン帰国後、入れ替わるように桃ケ丘音大の客員講師に。前述の通り、理事長を巡ってシュトレーゼマンと死闘を繰り広げたらしく、彼らのことを「フランツ」「ミーナ」と呼ぶ。「百戦錬磨の世界のコンマス」と称されるほどの卓越した演奏技術を持つ。かなりの巨躯で、バイオリンが小さく見えるほど。マルレ・オケの元コンマスでもある(当時の指揮者はシュトレーゼマンであった)。「ヨロシク」を「ヨロシコ」と間違えて発音している。
森 ハナヨもり ハナヨ
声 - 森夏姫
声楽科教授。菅沼の恩師で、番外編で初めて名前が明かされた。TVアニメ版Lesson12話では「教官」のみの表示。

注釈

  1. ^ 耳がよいので揚げ時などの音でポイントがわかっている。
  2. ^ 外国人を演じることからカラーコンタクトレンズを入れて演じていた。
  3. ^ チェコ・フィルの首席指揮者だった本物の指揮者である。
  4. ^ 『巴里編』に入り、弟子のジャンの電話に対して、「12歳の頃からの弟子」と、千秋との関係を説明している。
  5. ^ 25巻収録の描き下ろしで、川越にある黒木の実家が描写されている。
  6. ^ ドラマ版では、学生だけにオケをやらせようとしたシュトレーゼマンに疑問を抱いていたが、一方で考えがあるのを認めたうえで、丁重に質問をした慎重な一面を見せた(答えは返ってこなかった)。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 『10th Anniversary ノイタミナクロニクル 完全保存版』KADOKAWA、2014年12月16日発行、108頁、ISBN 978-4-04-102888-9
  2. ^ Milch = Holstein = ホルスタイン乳牛の品種)。直訳して「牛乳」。
  3. ^ 『Kiss』4月号、講談社、2016年、53頁。 





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