かい‐ろ〔クワイ‐〕【懐炉】
懐炉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/01/20 02:42 UTC 版)
懐炉（かいろ）とは、化学発熱体や蓄熱材等を内蔵し携帯して身体を暖めるもの[1]。
注釈
- ^ 1964年の東京オリンピックや1998年の長野オリンピックの聖火は、関係官庁の許可を得てハクキンカイロを使用し航空機で運ばれた。参照：ハクキンカイロ資料館「聖火輸送 ハクキンの技術はオリンピックにも貢献していた」
- ^ 2リットル以内または容器を含む重さが2キログラム以内。
- ^ 川崎精機製はアルミニウム。なお、ハクキンカイロ社製品も戦中は真鍮材供出により1940年から45年までステンレスで製造された。
- ^ この形式はナショナルカイロが初採用。同じ松下グループの松下電池工業が当時大々的に拡販しつつあった高性能マンガン乾電池のブランドイメージも手伝い、モダンな形式として人気を集めた。後にハクキンも電池着火式のカイロを発売してナショナルカイロに対抗する。
- ^ ハクキンカイロでも蓋を外して触媒を取り外すことで反応を止める事が出来るが、素手で触媒パーツに触れると火傷をする恐れがある。
- ^ この「アッタカサン」は、不織布袋の左右に異なる鉄粉や薬品を分けて封入し、ヘアピン状のプラスチックピンで中間を挟み込んで仕切ったもので、ピンを外して中身を混ぜることによって酸化熱を発生させる構造となっていた。
- ^ 当時は1981年や1984年など厳冬が多かった。
- ^ 当時の使い捨てカイロは鉄粉が固まりやすく、開封後よく内容物を揉まないと保温性が保てなかった。それに対し鉄粉に吸水成分を持つバーミキュライト等を混合し、揉む必要がなくすぐに振って使えるようにした。当時のCMのキャッチフレーズでも「もまずにあったまる金鳥どんと」である
- ^ 当時としては最長クラスの15時間保温持続を実現させている。
- ^ 使い捨てカイロの製法で4カ月熱が保つことはあり得ず、明らかに誇大広告だったといえる。
出典
- ^ 意匠分類定義カード（D4） アーカイブ 2014年4月14日 - ウェイバックマシン 特許庁
- ^ “埋文コラム「発掘から見えてきた暖房具の歴史」” (PDF). 埋文にいがたNo.42. 新潟県埋蔵文化財センター. 2007年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月21日閲覧。
- ^ a b c d 懐炉と懐炉灰 - 北多摩薬剤師会 おくすり博物館
- ^ “Jasper W Grubb - Pension”. The Watertown News: pp. 3. (1888年4月18日) 2021年1月26日閲覧。
- ^ a b またまた カイロの話 - 昔の暮らしの道具考
- ^ a b 明治時代のカイロ！！灰式カイロ！！ - 意志は、自由だ。
- ^ a b 灰式カイロ（楠灰カイロ） - ハクキンカイロ非公式ファンサイト
- ^ a b 灰式カイロを登山で使う - 神山オンライン
- ^ ガソリンなど鉄道車内への持ち込み禁止へ…『のぞみ』放火事件受けレスポンス、2016年3月31日
- ^ “ハンディーウォーマー”. マルカイコーポレーション. 2006年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年8月29日閲覧。
- ^ “ハンディウォーマー mini”. マルカイコーポレーション. 2005年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2005年11月14日閲覧。
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ 片岡金吉: "開発千夜一夜 －旭化成で育った開発バカ － "， 開発社，1986年11月10日
- ^ 【ホカロン】使い捨てカイロは偶然の産物？（男の浪漫伝説 Vol.58) | ドリームメール[リンク切れ]
- ^ 実願昭49-93668「発熱性保温袋」
- ^ 実願昭52-140547「温熱袋」
- ^ 2005年11月18日 『環』第166号「九州は携帯カイロの故郷」
- ^ 「バカ受けの使い捨てカイロ」『オール大衆』第34巻第2号、経済通信社、1981年2月1日、69頁、NDLJP:2247104/35。
- ^ 日本初！「地球温暖化」で姿消す 使い捨てカイロ大手の桐灰化学
- ^ 73℃のめっちゃ熱いカイロ高温のしくみ
- ^ 使い捨てカイロの市場規模とメーカー
- ^ 。日本初！「地球温暖化」で姿消す 使い捨てカイロ大手の桐灰化学
- ^ 使い捨てカイロには何が入っていて、どのような仕組みで温かくなるのか。 | レファレンス協同データベース
- ^ 『東京朝日新聞』1906年12月25日号（日本図書センター刊「朝日新聞復刻版 明治編 第Ⅲ期 第2回」ISBN 4-8205-4626-0）など。
- ^ ホッカイロの「白元」のヒミツ
- ^ 使い捨てない「充電式カイロ」を発売 アーカイブ 2006年12月6日 - ウェイバックマシン（ニュースリリース@三洋電機HP）
- ^ “生産完了品 充電式カイロ EM-KIR1”. 2012年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年9月2日閲覧。
- ^ 【連載：ヒットの芽】カイロ、ライト、充電…1台3役スティック型バッテリーが好調日経トレンディネット（2012年12月12日）2018年12月18日閲覧。
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