延胡索

デジタル大辞泉

えんご‐さく【延^×胡索】

読み方：えんごさく

ケシ科の多年草数種の総称。ジロボウエンゴサク・ヤマエンゴサク・エゾエンゴサクなど。山野に生え、地下の塊茎から1本の茎が出て枝分かれし、先に小さい葉をつける。塊茎を漢方で浄血・鎮痛・鎮痙(ちんけい)薬に用いる。

ヤマエンゴサク／撮影・おくやまひさし

難読語辞典

延胡索

読み方：エンゴサク（ｅｎｇｏｓａｋｕ）

ケシ科の多年草、薬用植物

植物名辞典

延胡索

読み方：エンゴサク（ｅｎｇｏｓａｋｕ）

ケシ科の多年草、薬用植物

学名 Corydalis turtschaninovii

ウィキペディア

延胡索

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/06/05 18:04 UTC 版)

延胡索（えんごさく、Corydalis Tuber）は生薬の一種。キケマン属の Corydalis turtschaninovii forma yanhusuo 、またはその他同属植物の塊茎を乾燥したものである。中国で栽培される。有効成分としてコリダリン・カナジン・スコウレリン・ブルボカプニン・コプチシン・ベルベリン・プロトピン・パルマチン等が特定されている^[1]。

日本薬局方に収録されており、鎮痙、鎮痛作用などがあり、安中散、牛膝散などの漢方方剤に配合される。身近なところでは、大正中薬胃腸薬^[2]、太田漢方胃腸薬^[3]などにも配合されている。

脚注

1. ^ “伝統医薬データベース 延胡索”. 2014年10月31日閲覧。
2. ^ “漢方生薬系胃腸薬 > 【第2類医薬品】大正漢方胃腸薬 1.02g×12包”. 新生堂薬局. 2023年6月5日閲覧。
3. ^ “太田漢方胃腸薬II / 第2類医薬品” (PDF). PMDA. 2023年6月5日閲覧。

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「延胡索」の例文・使い方・用例・文例

• 蝦夷延胡索という植物
• 延胡索という植物