ought to
別表記:オートトゥー
「ought to」とは、「する義務がある」「のはずだ」「した方がいい」など義務や可能性や助言の意味を動詞に補足する英語表現である。
否定形では「ought not to [do]~」、疑問文では「Ought [主語] to [do]~?」の形になる。「We ought not to go now.(私たちはもう行くべきだ)」「Ought he to know it?(彼はそれを知るべきだろうか?)」のように使用する。ただし否定形や疑問文で「ought to」はあまり用いられず、「should(~すべきである)」を使うことが多い。
過去形では時制変化することがなく、「ought to [現在完了形]」で「~すべきだったのに」という、過去への後悔の表現となる。「You ought to have phoned me.(電話をしてくれればよかったのに)」「They ought to have gone home.(彼らは家に帰ればよかったのに)」
「ought to have 過去分詞」とは、「~だったのに」と訳し、過去への後悔を表す際に用いる表現である。
「What ~ ought to be」とは、「~とはこうあるべき」「理想とする~」という意味の英語表現である。「He was my ideal of what a humanities professor ought to be.(彼は、私が理想とする文系教授の姿であった)」のような文章に用いられる。
「Ought to be all for ~」とは、「~に賛成すべきだ」「全て~にすべき」という意味の表現である。「They ought to be all for ESG.(彼らはESGに賛成すべきだ)」のような使い方がある。
「have to」と「ought to」は義務の意味があることと後ろにtoを取るため形式が似ているが、「have to」は、「She has to read the book.」のように人称で形が変化する点で違いがある。助動詞の中でdo、be、haveを第一助動詞、canやmay、「ought to」などを法助動詞と呼んで区別している。
「~だったのに」という過去への推量の意味では、「We would like to create memories we could and should have shared, in the time we ought to have had.(私たちが共有できたはずの時間に、共有するはずだった思い出を作りたいのである)」のように使用する。
「~のはずだ」の意味では、「She ought to have received the letter tomorrow.(彼女は明日手紙を受け取るはずだ)」のような表現がある。
「~した方がいい」という助言の使い方では、「You ought to move out of town.(君は町から出た方がいい)」のような使い方がある。
「ought to」とは、「する義務がある」「のはずだ」「した方がいい」など義務や可能性や助言の意味を動詞に補足する英語表現である。
「ought to」とは「ought to」の意味
「ought to」とは、主に「~すべきである」「~する義務がある」「~のはずだ」「~した方がいい」などを意味する英語表現。あるいは「ought to」に「現在完了形(have+過去分詞)」を付けて、「~だったのに」「~しておくべきだ」の使い方がある。「ought to」を付けることで、「~すべきである」という義務や「~のはずだ」という推量・可能性、「~だったのに」という後悔、「~した方がいい」という助言、「~しておくべきだ」という未来完了などの意味で、動詞を変化させる。「can」や「may」などと同様に、動詞の意味を変化させる法助動詞の一つである。否定形では「ought not to [do]~」、疑問文では「Ought [主語] to [do]~?」の形になる。「We ought not to go now.(私たちはもう行くべきだ)」「Ought he to know it?(彼はそれを知るべきだろうか?)」のように使用する。ただし否定形や疑問文で「ought to」はあまり用いられず、「should(~すべきである)」を使うことが多い。
過去形では時制変化することがなく、「ought to [現在完了形]」で「~すべきだったのに」という、過去への後悔の表現となる。「You ought to have phoned me.(電話をしてくれればよかったのに)」「They ought to have gone home.(彼らは家に帰ればよかったのに)」
「ought to」の発音・読み方
「ought to」の発音記号はイギリス英語で「ɔːt ˌtə」、アメリカ英語で「ɑːt ˌtə」である。カタカナで表記する場合、イギリス英語で「オートゥ」、アメリカ英語で「アァトゥ」のような音である。始めの「ou-」にアクセントが置かれる。「ought to」の語源・由来
「ought to」は「ought」と前置詞「to」を合わせた法助動詞である。「ought」には「~すべきである」「義務」「何らかのもの」「何であれ」といった意味がある。「ought」の語源は、古英語の「agan(所有する、負う)」である。中世英語では動詞「owe(負う)」の過去形として「所有する」「支払いの義務を負う」といった意味があった。「ought to」の類義語
「ought to」の類義語は、「should(~すべきである)」「would(~だろう)」「behooves(~する義務がある)」「must(~する必要がある)」「requires(必要とする)」がある。「behooves」は動詞「behoove(~する義務がある)」の複数形であり、イギリス英語では複数形が「behoves」、単数形が「behove」となる。推量・可能性を示す法助動詞「~のはずだ」を、可能性が高い順に並べると、must、will、would、should(またはought to)となり、「ought to」は一番可能性が低い。「ought to」を含む英熟語・英語表現
「ought to have 過去分詞」とは
「ought to have 過去分詞」とは、「~だったのに」と訳し、過去への後悔を表す際に用いる表現である。
「What ~ ought to be」とは
「What ~ ought to be」とは、「~とはこうあるべき」「理想とする~」という意味の英語表現である。「He was my ideal of what a humanities professor ought to be.(彼は、私が理想とする文系教授の姿であった)」のような文章に用いられる。
「Ought to be all for ~」とは
「Ought to be all for ~」とは、「~に賛成すべきだ」「全て~にすべき」という意味の表現である。「They ought to be all for ESG.(彼らはESGに賛成すべきだ)」のような使い方がある。
「have to」と「ought to」の違い
「have to」と「ought to」はどちらも「~すべきである」という義務を示す表現である。義務を感じることには、自分で義務を感じているケース、または外的な事情で義務を感じているというケースがあるが、「have to」は外的な事情で義務を感じていることに使用する。一方で「ought to」は話し手または外的な事情での義務、どちらでも使用できるという違いがある。「have to」と「ought to」は義務の意味があることと後ろにtoを取るため形式が似ているが、「have to」は、「She has to read the book.」のように人称で形が変化する点で違いがある。助動詞の中でdo、be、haveを第一助動詞、canやmay、「ought to」などを法助動詞と呼んで区別している。
「ought to」の使い方・例文
「~すべきだ」という意味では、以下のような表現がある。「Whenever lawmakers get a raise, we ought to also raise the minimum wage.(議員が昇給するときは、必ず最低賃金も上げるべきだ)」「There is no reason why such a facet of his liberty ought to be denied to him.(そのような自由の一面を否定されるべき理由はない)」「~だったのに」という過去への推量の意味では、「We would like to create memories we could and should have shared, in the time we ought to have had.(私たちが共有できたはずの時間に、共有するはずだった思い出を作りたいのである)」のように使用する。
「~のはずだ」の意味では、「She ought to have received the letter tomorrow.(彼女は明日手紙を受け取るはずだ)」のような表現がある。
「~した方がいい」という助言の使い方では、「You ought to move out of town.(君は町から出た方がいい)」のような使い方がある。
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