ought toとは? わかりやすく解説

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ought to

別表記:オートトゥー

「ought to」とは、「する義務がある」「のはずだ」「した方がいい」など義務可能性助言の意味動詞補足する英語表現である。

「ought to」とは「ought to」の意味

「ought to」とは、主に「~すべきである」「~する義務がある」「~のはずだ」「~した方がいい」などを意味する英語表現。あるいは「ought to」に「現在完了形(have+過去分詞)」を付けて、「~だったのに」「~しておくべきだ」の使い方がある。「ought to」を付けることで、「~すべきである」という義務や「~のはずだ」という推量可能性、「~だったのに」という後悔、「~した方がいい」という助言、「~しておくべきだ」という未来完了などの意味で、動詞変化させる。「can」や「may」などと同様に動詞の意味変化させる法助動詞一つである。

否定形では「ought not to [do]~」、疑問文では「Ought [主語] to [do]~?」の形になる。「We ought not to go now.(私たちはもう行くべきだ)」「Ought he to know it?(彼はそれを知るべきだろうか?)」のように使用する。ただし否定形疑問文で「ought to」はあまり用いられず、「should(~すべきである)」を使うことが多い。

過去形では時制変化することがなく、「ought to [現在完了形]」で「~すべきだったのに」という、過去への後悔表現となる。「You ought to have phoned me.電話をしてくれればよかったのに)」「They ought to have gone home.(彼らは家に帰ればよかったのに)」

「ought to」の発音・読み方

「ought to」の発音記号イギリス英語で「ɔːt ˌtə」、アメリカ英語で「ɑːt ˌtə」である。カタカナ表記する場合イギリス英語で「オートゥ」、アメリカ英語で「アァトゥ」のような音である。始めの「ou-」にアクセント置かれる

「ought to」の語源・由来

「ought to」は「ought」と前置詞to」を合わせた法助動詞である。「ought」には「~すべきである「義務」何らかのもの」「何であれ」といった意味がある。「ought」の語源は、古英語の「agan(所有する、負う)」である。中世英語では動詞owe(負う)」の過去形として「所有する」「支払い義務を負う」といった意味があった。

「ought to」の類義語

「ought to」の類義語は、「should(~すべきである)」「would(~だろう)」「behooves(~する義務がある)」「must(~する必要がある)」「requires(必要とする)」がある。「behooves」は動詞「behoove(~する義務がある)」の複数形であり、イギリス英語では複数形が「behoves」、単数形が「behove」となる。推量可能性を示す法助動詞「~のはずだ」を、可能性が高い順に並べると、must、will、would、should(またはought to)となり、「ought to」は一番可能性が低い。

「ought to」を含む英熟語・英語表現

「ought to have 過去分詞」とは


「ought to have 過去分詞」とは、「~だったのに」と訳し過去への後悔を表す際に用い表現である。

「What ~ ought to be」とは


「What ~ ought to be」とは、「~とはこうあるべき」「理想とする~」という意味の英語表現である。「He was my ideal of what a humanities professor ought to be.(彼は、私が理想とする文系教授の姿であった)」のような文章用いられる

「Ought to be all for ~」とは


「Ought to be all for ~」とは、「~に賛成すべきだ」「全て~にすべき」という意味の表現である。「They ought to be all for ESG.(彼らはESG賛成すべきだ)」のような使い方がある。

「have to」と「ought to」の違い

have to」と「ought to」はどちらも「~すべきである」という義務を示す表現である。義務感じることには、自分義務感じているケース、または外的な事情義務感じているというケースがあるが、「have to」は外的な事情義務感じていることに使用する一方で「ought to」は話し手または外的な事情での義務どちらでも使用できるという違いがある。

have to」と「ought to」は義務の意味があることと後ろtoを取るため形式似ているが、「have to」は、「She has to read the book.」のように人称で形が変化する点で違いがある。助動詞の中でdo、be、haveを第一助動詞、canやmay、「ought to」などを法助動詞呼んで区別している。

「ought to」の使い方・例文

「~すべきだ」という意味では、以下のような表現がある。「Whenever lawmakers get a raise, we ought to also raise the minimum wage.(議員昇給するときは、必ず最低賃金上げるべきだ)」「There is no reason why such a facet of his liberty ought to be denied to him.(そのような自由の一面否定されるべき理由はない)」

「~だったのに」という過去への推量の意味では、「We would like to create memories we could and should have shared, in the time we ought to have had.(私たち共有きたはず時間に、共有するはずだった思い出作りたいのである)」のように使用する

「~のはずだ」の意味では、「She ought to have received the letter tomorrow.(彼女は明日手紙受け取るはずだ)」のような表現がある。

「~した方がいい」という助言使い方では、「You ought to move out of town.(君は町から出た方がいい)」のような使い方がある。



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