PV650-652
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 05:11 UTC 版)
「ボルボ・PV650」の記事における「PV650-652」の解説
ボルボは、1926年に最初の車であるÖV 4の後継車の計画を開始した。 当時のスウェーデンの自動車市場はアメリカのメーカーよって支配されていた。そのためボルボは競争力を高めるために小さな4気筒エンジンではなく、大型の6気筒エンジンを採用した。 1929年4月、PV651が導入された。新型車は、強力なエンジンに対応するため強力なシャーシを備えており、車体は伝統的な方法で製造され、木製のフレームが鋼板で覆われていた。 エンジンメーカーのペンタ社(現ボルボ・ペンタ)が開発したサイドバルブ6気筒3010 ccのDBエンジンは非常に丈夫で、クランクシャフトは7つのメインベアリングで支えられていた。ギアボックスはマニュアルの3速ボックスであった。 1930年の春、車はPV652に引き継がれ、内装とダッシュボードが変更された。エンジンには新しいキャブレターが装備され、主な改善点は油圧ブレーキの導入であった。 1931年に車は4速マニュアルギアボックスを導入した。 1932年1月、PV652は、大容量の3366 cc EBエンジンと、2速と3速が同期した新しい3速ギアボックスで変更された。またボルボは、新たに商用シャーシを開発し、小型トラック、救急車、霊柩車のボディを備えた。少数のPV650シリーズのシャーシは、派手な2ドアのオープンボディまたはクローズドボディで覆われていた。
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